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徒然日記

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日記てもあり、エッセイでもあり、コラムでもあり、評論でもあります。
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2018年11月の記事一覧

多様性について

多様性という言葉が叫ばれて久しい。

トランスジェンダーの問題が大っぴらに議論されるようになったし、日本企業では外国籍社員も当たり前になった。
外国人材を増やす法案も、つい先日成立したばかりだ。
「多様性」はじんわりと生活に溶け込んでいる。

ところが、「多様性」はその定義が明確にされないまま、イタズラに使われている言葉でもあろう。
どこか「多様性」という言葉は危険性を孕んでいると感じる。

「多

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考えることをヤめる

リワークに通い始めて早1ヶ月。

「どうしてもリワークが必要」という、当時は非情にも思える宣告からも同じくらいの時間が経っているが、今は全く抵抗なく通い続けている。

それどころか、今では「通ってよかったかな」という気持ちにもなりつつある。
やはり医院の「リワークの場で見聞きしたことは外では話さない」というルールが、自分のような被治療者・患者に安心感をもたらしているのだと思う。
そういうルールがあ

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トイレの選び方

トイレの選び方

駅やデパートのトイレは、キャパシティが小さすぎるのか、行列ができていることが多い。
特に、朝夕のラッシュ時間帯や、土曜休日のお買い物時間帯は長蛇の列になっている。

一方で、トイレのキャパシティを大きくするのは容易ではない。
そもそも、トイレ空間という限られたスペースを快適なものにしようとすると、トイレの個室(ブース)の数を減らさざるを得ない。
このご時世に、所狭しと和式便器を並べることは難しいだ

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ハロウィンに成人式を重ねる

例えば、仮装している者たちで賑わう渋谷のスクランブル交差点で、イスラム武装勢力の格好をしてエアガンを空中にぶっ放したら、群衆は逃げまどうだろうか。

冗談はさておき、ここ数年(十数年?)で、ハロウィンの騒ぎは過激さを増しているように感じる。
とあるキリスト教徒の多い国でのリアルハロウィンを経験している自分からしたら、その過激さには違和感しかない。
純粋なキリスト教徒から日本の乱痴気騒ぎを見たら、彼

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