トイレの選び方
駅やデパートのトイレは、キャパシティが小さすぎるのか、行列ができていることが多い。
特に、朝夕のラッシュ時間帯や、土曜休日のお買い物時間帯は長蛇の列になっている。
一方で、トイレのキャパシティを大きくするのは容易ではない。
そもそも、トイレ空間という限られたスペースを快適なものにしようとすると、トイレの個室(ブース)の数を減らさざるを得ない。
このご時世に、所狭しと和式便器を並べることは難しいだろう。
トイレに急いでいるとき、混雑に巻き込まれないようにするためにはどうすればよいか。
そのためには、自分の行動様式を変えるしかない。
空いているトイレがどこにあるかを見極めて、そこに行くことで混雑を回避する。
例えばデパートや駅ビルだと、個人的なオススメは、駐車場に行く通路の脇にあるトイレ。
デパートの中心部に近いトイレは混雑していることが多いが、どういうわけか駐車場と店舗の連絡通路にあるトイレは、空いていることが多い。
なぜ空いているかの理由はわからないが、もしお昼時でトイレの混雑が予想されるときは、できるだけそちらのトイレに行くようにしている。
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自分は今、とある山手線のターミナル駅を日常的に使用しているが、ここのトイレも例外なく混雑している。
皆苦悶の表情を浮かべて、まだかまだかと列に並んでいる。
駅構内のトイレはキャパシティが小さいし、朝はデパートも開いていないから、なかなか他のトイレを探すのは難しい。
ところが、である。
「電車のトイレを使う」という手がある。
路線によっては電車の中にもトイレが設置されている。
さすがに山手線や京浜東北線にトイレは設置されていないが、中長距離を走る東海道線や常磐線などの電車には、トイレが設置されている。
もしかすると、こちらのトイレは空いているかもしれない。
ここまでお読みになった方は、「電車のトイレを使ったら、用を足している間に別の駅に移動してしまうではないか」と思うだろう。
ところが、その駅の始発電車はどうだろう。
例えば品川駅。
品川駅では、この駅が始発になる上野東京ラインの常磐線が9・10番線で発車待ちをしている時間帯がある。
発車までの時間を使って、この電車をトイレを使うことができれば、駅のトイレに並ぶ必要なく、すぐに用を足せる可能性がある。
ただし、取手行きや成田行きとなる緑帯の電車にはトイレが付いていないので要注意。
なお、発車待ちの電車のトイレを使うことは、多数の始発列車がある上野駅でもできる。
こちらは常磐線に加え、宇都宮線・高崎線でも可能だ。
もしくは、駅のトイレの混雑を見越して、目的地に着く前に電車の中でトイレを済ませてしまう方法もある。
これは遠距離通勤している方ならではのやり方だろうが、運が良ければ東海道線の東京→品川という短距離でも可能である。
混雑した車内でトイレに行くのは容易ではないと思うが、トイレ自体が混雑していることは考えにくい。
(もっとも、「ラッシュを避けてトイレに座っている」という不届き者がいたら対処不可だが・・・)
電車のトイレといえば、来年あたりから中央線にも設置される。
路線の性質上、週末は酔っ払っいが占拠しそうだが、移動中に使うことができれば利便性が高そうだ。
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トイレに行きたいという心理は、人間を同じような行動に駆り立てているような気がする。
その中で、少しだけ行動の様式を変えて選択肢を増やせば、快適なトイレライフを送れるかもしれない。
特に今トイレ待ちでこの記事をお読みになった方は、ぜひ試してみては?
※ここで書いた方法を採用してうまくトイレにありつけなくても、責任は負いかねます。自己責任でご活用ください。
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