リスキーな生き方

を目指しているわけではないが、そういう生き方であるとたまに言われる。今日も親しい友達に「かなり攻めてる」と言われた。

積極的にリスクや危ないことを選んでいるわけでも「攻めたい」わけでもない。ただやりたいことを手に入れるためには「攻める」ことをしないと実現できない。その延長でリスキーな範疇に入ってしまっているのだと思う。

やりたいこととは

その都度で変わってきた。思い起こせば高校卒業後に目が覚めて、そういう生き方が始まった。「不可能」ではないが一般的には「無謀・かなり困難」と言われることを望んできた。

名誉・社会的ステータス・金銭面、そういうのは全然興味がなく、「それをやってみたいと自分が思ったから、そのステージに立たないと始まらないから、自分もそのステージにエントリーしたい」という理由だけでやりたいことを選んできた。「エントリーできた後にどんな世界が待っているかわからないが何かすごい楽しそう、とりあえずエントリーしたい」ただこれだけ。

そうやって「無謀」なものを「奇跡的」に手に入れ、ステージにエントリーしてきた。それを何ステージかやり、今はまた次のステージのエントリーを目指している。そのエントリーまでのやり方が「リスキー」な生き方なのだろう。


望むものが大きければ、そのための代償はそれ相応に大きい

「やりたいこと>>>それ以外」がはっきりしている。人生で望むことのトップ3くらいだけにほぼ全エネルギーを投資している。先行投資として多くの時間・お金・労力・体力・頭のリソースを何年にも渡り投資する。

それ以外のほとんどのことは全てどうでもいい。やりたいことを実現できるために切り捨てられる。その代償は大きく「普通」と言われるような幸せというものの多くを放棄してきた。「いつまで修行してるの?」とよく言われる。自分にとっては「普通」の幸せよりも欲しいものがあった。


リスキーな生き方

「やりたいこと」は大人が全力で何年間か頑張り続けないと手に入るかどうかのラインに立てないものである。したがって、投資できる限りのリソースを何年間も限界まで使って成功できるか試す。

実のところ、自力の全力投資だけでは「やりたいこと」まで到達しないことが多い。その都度、多くの人の有難い手助けやかなりの協力のおかげでステージにエントリーすることが出来た。いつも本当に人が助けてくれる。有難い話である。

体を壊すことも、財力が尽きかけることもあった。そういう極端な方法をしないでも十分生きていける安定の選択肢もある。ただそれは今は「面白そう」に見えないから選べない。


危険の判断基準が緩い

精神的・肉体的限界を超える程度・期間を何回かやり、自分のキャパシティーは大体把握している。頭脳のスペックも得意不得意、性格もある程度把握している。いつまでにどの状態であればまだ大丈夫だろう、と自分なりに色々計算して進めている。

しかしその「大丈夫」の範囲がとても広く、黄色ゾーンが狭く赤色ゾーンに近い。何なら通常の感覚なら赤色ゾーンでも、筆者は「大丈夫」の認定をしていると思う。本当の赤色ゾーンがまだもう少し先なのを見ているから、そこは「攻める」。それくらいにしないとステージにエントリーできなかったから。

他の人だと耐え難いストレスフルな状況に対してストレス耐性があるのも、リスキーな生き方をする一つの要因だと思う。頭のネジを何本か意識的に抜いているような感じだ。「まだ大丈夫だろう、その時になったら何とかなるだろう」と。


失敗した時

確かにお金や時間はかなり消費してしまっているだろう。しかし、完全に断念するまで走りきったなら、それはそれである意味での満足は得られると思う。

中途半端に辞めた場合はどういう結果になろうとも挑戦は完結しないし、再挑戦をしてしまう気がする。だから完全にやり切るまで辞められない。

リスクがあるかというと、人によって失敗した時に失ったものをリスクと捉えるだろう。しかしその失ったものと不完全燃焼だと、不完全燃焼を避けたい。


リスキーな部分とじゃない部分

やりたいことの「内容」が全くリスキーではない。むしろコンサバである。そのコンサバが自分にとって魅力的に映るのだ。コンサバを手に入れるまでがリスキーである。


保険がある

大きい切り札があるから挑戦できるのだと思う。挑戦が全てダメでも再起というか、もう一度挑戦することすらでき得る。

そしてその大きい切り札は、何の切り札も失うものも手にいてた物も何もない時に、やりたいこと以外の全てを切り捨てて全てを投資して手に入れたものだ。

「リスキー」なやり方で手に入れてきた切り札たちが保険となり、次のやりたいことのために「リスキー」な手段を未だに選択することができる。


まとめ

今まで多くの人に助けてもらってここまで楽しく生きてくることができた。本当に感謝しかない。


いいなと思ったら応援しよう!