目標達成:王道に勝るモノなし

なぜ王道や正攻法という言葉や概念が廃れないかというと、それだけ強いからだ。結局は王道や正攻法を続けているものが、後々にとてもじゃないけど抜くことができない代物になることが多い。そしてせっかく続けるのなら、最も盤石で手堅い結果を残す方法を選んで実行した方がいい。

ではなぜ王道がいいのか。

最短距離だから

王様は回り道をしない。真っ直ぐ最短距離でゴールに向かう。それなりに大変だけど。

例えば、世界遺産である熊野古道にはいくつかのルートがある。小辺路(こへち)・中辺路(なかへち)・大辺路(おおへち)である。

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大辺路は平地だが大回りであり、時間やお金に余裕のある人が歩いた道であったようだ。小辺路はかなり険しい山岳道であるが、最短ルートである


最速だから

目的に達するためには越えなければならない最低限の課題を最速で終わらせられる。向き合わずに逃げて暮らすより、辛い時期を最速で終わらせられる。もちろんそれなりに大変だけど。

例えば、何かをやらないといけない時、何だかダラダラしてやる気が起きなくて、結局かなり時間が経ってから始めた。そうすると、ダラダラしている期間に、「やらないといけないのにやっていないことへのマイナスな気持ち」「ダラダラしている期間」、そういうものがマイナスなものを生み出している。

結局やるのだったら、最初からさっさと終わらせていればどんなによかったか。という後悔を何回したことか。ということで辛いけどさっさと辛いことをやった方がいい。


王道以外の選択をした人が、ある点では一生越すことができない

王道で積み重ねてきてある地点まで到達した人と、王道ではなかったり姑息なやり方・手抜きなやり方である点では同じところまで到達した人。
後者は前者には、どうしても並んだり勝ち越せない点がある。

ちゃんと努力してきた結果の高学歴、長期間実直な勉強法で勉強を重ねてきた人、コンスタントに行動してきた人、目標に向かって毎日一つ一つ積み重ねてきた人。そういう人に、やってきたことの堅実さ、深さ、盤石さは付け焼き刃では勝てない。


王道をやっていると自然と胸を張れる

手抜きや姑息な方法で辿り着いても「手抜きや姑息なやり方だしな」ということが常に頭の片隅にある。王道の人はそんな考えは一生頭に浮かばないだろう。自分の歩んできたものに胸を張っているはずだ。


あとで王道をやり直しても最初から王道の人には追いつかない

王道ではない人が、既に王道をやってきた人と同じ王道をやり直すとする。でもその時の王道ルートの人がいた時点に到達した時は、最初から王道だった人はもっと先にいる。ここから追いつくことはかなり稀であるだろう。

だから始めるなら今からやるしかない。追いつかなくても、これから自分を積み重ねることに意味はある。


まとめ

大変だけど最短距離で最低限の苦労。目標が大きければ大きいほど、達成したければしたいことほど王道で攻める。

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