D for Good! by Impress Sustainable Lab.
最近の記事
南極大陸での実体験から地球の未来を考える親子向けワークショップ「KDDI南極アカデミー」が参加者を募集中――8Kライブ中継による南極とのリアル交流も予定
KDDIは2024年9月28日・29日の2日間、南極をテーマにSDGsや地球の未来について考える親子向けワークショップ「KDDI南極アカデミー」を開催する。南極地域観測隊を経験した同社社員による子どもに向けた講義のほか、南極にいる観測隊員と8K映像ライブ中継で交流するプログラムも予定されている。 未来の地球環境を予測する上での情報源として重要な場所である南極大陸には、日本からは1956年に第1次南極地域観測隊が派遣された。それ以来、KDDIは南極観測への協力を続けており、2
#何もしないともっと暑くなる――「1.5℃の約束」個人アクション実践編:デジタルのサービスやアプリを活用して節電意識を高める
今夏、「#何もしないともっと暑くなる」というフレーズの下、国連と各メディアが共同で展開する気候キャンペーン「1.5℃の約束」が実施されている。前回の記事では、地球温暖化を1.5℃以内に抑えるための「個人でできる10の行動」を紹介した。今回はその実践編として、筆者が実際に取り組んだ具体的な「行動」についてお伝えするとともに、節電への意識付けに役立ったサービスやアプリ機能を紹介する。 「個人でできる10の行動」と合わせて日常生活を振り返る まずは、日々の生活の中でどれくらい環
中高生女子向け、職場体験プログラム『Girls Meet STEM Career』に参加しよう! ーー JR東日本、ホンダ、LINEヤフー、理研など16の企業・機関がSTEM(理系)キャリア体験を提供
この夏休み、全国の中高生女子が参加できるSTEM(科学・技術・工学・数学)領域の職場体験プログラム「Girls Meet STEM Career」の参加募集が開始されている。山田進太郎D&I財団がJR東日本、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ホンダ、LINEヤフー、理化学研究所など16の企業・研究機関と連携して立ち上げたこのプログラムは、女子生徒がSTEM分野の仕事に触れ、キャリアへの興味を高めることを目的とするものだ。 STEM領域の女性活躍の現状と「理工系女性を求める
『SDGs白書2023-2024』の注目ポイントと執筆陣からのメッセージ紹介
『SDGs白書2023-2024』の発刊を記念して、今回は特別音声版でお送りします。 インプレス・サステナブルラボで、白書の編集製作や「D for Good!」の運営に関わっている錦戸陽子、仲里淳、佐々木三奈の3人が、SDGs白書最新号の注目ポイントと執筆陣からいただいたメッセージを紹介します。 【執筆陣メッセージ】 ●大澤直之氏(第一生命保険株式会社 生涯設計教育部 フェロー) ●山下徹也氏(伊藤忠ファッションシステム株式会社 所長代行・上席研究員) ●高木超氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教) ●森田香菜子氏(慶應義塾大学 経済学部 准教授) ●姜そんう氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任助教) ●蟹江憲史氏(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授)
台湾の教育現場に学ぶ:AI活用・ICT化で進む教員養成の取り組みーー「New Education Expo 2024」セミナーから
前回は「New Education Expo 2024」の展示会場の様子から、GIGAスクール構想の下で進む教育現場のICT化が活気づく状況をお伝えした。今回は、同イベントで行われたセミナー「教育情報化の現状と次代のための教育を考える」から取り上げる。台湾の教育現場におけるAIとICT技術の具体的な導入事例が紹介された中で、教員養成や研修体制への取り組みに注目した。 台湾で進むAIやDXの導入、問題解決型学習やSTEAM教育の推進 コーディネーターを務めたのは、日本教育情
ブリタニカが百科事典のリソースを活用した教育ツール「トルクレオ」を発表――「NEW EDUCATION EXPO 2024」で、実証授業校の教諭が活用例と学習効果を紹介
2024年6月6~8日、東京にて、内田洋行主催の「NEW EDUCATION EXPO 2024」が開催された。同EXPOは、各種セミナーと企業·団体などの出展で構成される教育関係者向けの大規模なイベントで、今年で29回目となる。本稿では、展示エリアで披露されたブリタニカ·ジャパンの新しい学習教育ツール「トルクレオ」を取り上げる。 テック業界さながらの盛り上がり、教育技術の最前線を展示 GIGAスクール構想の第2期「ネクストGIGA」が進行する中、今年の「NEW EDUC
【新刊紹介】『SDGs白書2023-2024 持続可能なビジネスへの変革を目指して』――22人の専門家の寄稿と指標データで解説する変革への道
『SDGs白書』の最新版が6月14日に発売された。SDGsの進捗では、計測可能なターゲットのうち順調に推移しているのは15%程度しかないことが国連の報告書によって明らかになった。2030年の達成期限に向けて、私たちにはどんな変革が求められるのか、ビジネス、市民、ユース、教育、政策面など、多様な論点を22人の専門家が読み解く。本書の内容を、概要と各記事のリード文とともに紹介する。 発行主旨と内容紹介『SDGs白書』は専門家の寄稿と指標データによって、SDGs達成に向けた日本の
移動における脱炭素の指標値を定めた「Location-GXガイドライン」が公開―― 位置情報データを活用したビジネスを推進する事業者団体が作成
LBMA Japanは5月20日、移動における脱炭素の指標値を定める「Location-GXガイドライン」を発表した。同団体のウェブサイトから 無料でダウンロードできる(会員登録が必要)。 ●移動における炭素排出量を可視化し、企業の共通指標に活用 LBMA Japanは位置情報データを活用したマーケティングサービスを推進する事業者団体(一般社団法人)で、2024年5月時点で77社・団体が加盟している。今回発表したLocation-GXガイドラインは、LBMA Japanの
ニューヨークの現役高校生が、メンタルヘルスに関連する911通報のニーズに的確に対応するAIを開発――「Terra NYC STEMフェア」医学・健康科学部門で1位を受賞
米国ニューヨーク州の現役高校生ピアース·ライトさんが開発した、911通報の対応に必要なリソースや支援内容を予測するAIアルゴリズムを取り上げる。ライトさんは、このAIアルゴリズムにおいて、人間のオペレーターよりも高精度な正確性を誇る94.5%という成果を発表し、最近開催された複数の科学·工学フェアで賞を受けた。開発のヒントとなったのは、ボランティアで参加したEMS(救急医療サービス)での電話対応の経験と、メンタルヘルス危機という社会課題の意識だった。 ボランティア救急救命士