脳(心)にひっかる作品「AIとSF2」
<SF(219歩目)>
このアンソロジーで長谷敏司さんの「竜を殺す」以外でどうしても心にひっかる作品です。
AIとSF2
日本SF作家クラブ (編集)
早川書房
「219歩目」は、日本SF作家クラブ編の「AIとSF2」をもう一度。
読後に夢にも出てきた作品です。
「看取りプロトコル 揚羽はな」
今まで、本一冊は一回しか書かなかったのですが、どうしても読後に夢にまで出てきたので、揚羽はなさんの作品を紹介します。
「最高の死」を求めることがAIによって可能になるのか?
非常にネガティブな題材なのですが、非常にうまくまとめている。
「形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな」
揚羽さんの作品では、AIと人間の役割がとてもうまくまとまっていて、参考になる。
永遠の命があるAIと、生物として「死」をまぬがれない人間。
この接点にいろいろな作品がありますが、あり得て、かつ注意点が描かれている。
AI研究の中で、到達しやすそうで派生的なAIの技術や、その他のテクノロジーの融合の先にしかできないが、あり得るな。と強く感じました。
「極上の死」は思い出の中にあるのか?あるいは夢の中にあるのか?
これは、読み手の人生観でもあるが、「いい思い出が鮮やかに再生される」ことはそれなりにニーズは高そうで、かつ近未来にできていそうな。
でも、どんな人生にも光った瞬間があって、そこでの感動の再生は多くの人の心をいやすものだと思う。
ここに願望(夢)の実現のシーンがAIにより実現されると、もっとすごい世界になると感じた。
揚羽さんの作品の中のAIが私の理想です。
色々なことを開発する原点にもなる良い作品です。
読後に、心にひっかる作品を今後もどうぞよろしくお願いいたします。
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