民俗学×ホラーのSF短篇集「アメリカン・ブッダ」
<SF(146歩目)>
キャラが立っている柴田勝家さんの短篇集。濃いです。
アメリカン・ブッダ
柴田 勝家 (著)
早川書房
「146歩目」は柴田勝家さんの歴史的な傑作。
柴田勝家さんの作品はどれも独特の世界を創っています。
読後感が素晴らしい。この世界観を描けるのは柴田さんしかいない。
「ニルヤの島 早川書房」以来ですが、民俗学絡めた作品は柴田ワールドだと思います。
私は、VR世界で一生を過ごす少数民族を描く「雲南省スー族におけるVR技術の使用例」が深く刺さりました。
ちょっと、再読に次ぐ再々読をしてしまいました。
とても考えさせられる世界観で、この作品だけでも読んでよかったと思いました。
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