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とても共感できる韓国の女性たち「あのこは美人」
<文学(221歩目)>
韓国の厳しい現実。でも女性は強く生きる。
あのこは美人
フランシス チャ (著), 北田 絵里子 (翻訳)
早川書房
「221歩目」はフランシス・チャさんの5人の韓国女性を描いたオムニバス。良作です。
地方出身で持たざる者である若い4人の女性のオムニバス。
帯の「わたしにはわたしの地獄、あのこにはあのこの地獄」が突き刺さる。
予定調和型ではなく、深く考えさせられながら読んだ。
ルッキズム、そして結婚観、日本では薄れてきつつな男尊女卑。
韓国での持たざる者は過酷だ。でも、助け合うともりなんかなくてもどこからか困った時には手が差し伸べられる。
とても感じ入った話が多い。
そして美容整形が「アタリマエ」になった先進国からの美容整形についての話がとてもリアルで参考になった。ずっとメンテナンスしないといけないことは知っていたが、とてもリアルに理解できた。
辛いシーンもあるが、輝く瞬間もあり。
とても心が勇気づけられた作品です。
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