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極めて難解な作品、没入するのは困難です「レッド・アロー」

<SF(111歩目)>
SFというか。。。なのですが、作者の悩みからSF的なものをとても感じました。

レッド・アロー
ウィリアム・ブルワー (著), 上野 元美 (翻訳)
早川書房

「111歩目」は、ヤバい薬のような感覚です。ウィリアム・ブルワーさんがこの後、どの様な方向に走られるのか?とても注目しています。

この作品では、現実と幻想と妄想と物理と哲学がミキシングされています。

分野は異なりますが、「アヤワスカ: 地上最強のドラッグを求めて」を読んだ時の読後感です。

ただ、もちろんですが、この本はドラッグの本ではないです。トリップした人に特有な内省的、そしてすべてが混濁した作品です。

途中いくつかの箇所では引き込まれるのですが、幻想と妄想が交錯して途中でどうしても入れない箇所あり。

とても難しい作品です。

SF的と感じたのは、「量子重力理論」が各所で周囲に大きな影響を与えることです。薄い本なのですが、極めて難しく、且つ精神世界にかかわる色々な試みが多く、刺激がありました。

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