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熱帯雨林から「愛(love)」をこめて!「エバ・ルーナ」

<文学(6歩目)>
濃密な熱帯雨林の原色の「愛(love)」を味わう。

エバ・ルーナ
イサベル・アジェンデ (著), 木村 榮一 (翻訳), 新谷 美紀子 (翻訳)
国書刊行会

「6歩目」は南米のベネズエラを舞台にした不思議な作品。
著者のイサベル・アジェンデさんのストーリーテリングが素晴らしい。ノーベル文学賞作家のガブリエル・ガルシア=マルケスさんの「百年の孤独」を読みふけった際に感じた濃密なラテンアメリカの熱帯雨林の空気を感じます。

ラテンアメリカの文学に特徴的な「キャラが立った登場人物」が多いので、どんどん惹きこまれる先品になっています。

想定外に面白かったので、そのままイサベル・アジェンデさんの作品を一気読みしました。

この作品では、薄幸の少女エバが色鮮やかですが、エバのお母さんもとてもキャラが立っています。

この作品は日常生活で「心が擦り切れている」時に、心に原色を戻してくれます。読み進める間、この世界から離れたくなくなる強いストーリーでトリップ出来ます。

なんか、まるで異なるテーマですが、「ハリーポッター」を読み進める時の様に、ページを繰っていました。

読後は、濃密な熱帯雨林の「愛(love)」がたっぷり注入されました。

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