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「詐欺」についての考察になる「詐欺師ー假面芝居の物語」
<文学(95歩目)>
「詐欺」の被害に遭われた方には特に刺さります。
詐欺師ー假面芝居の物語
ハーマン・メルヴィル (著), 留守晴夫 (翻訳)
圭書房
「95歩目」は、「モービー・ディック(白鯨)」に次ぐハーマン・メルヴィルの傑作と書かれてあったので手に取りました。
「モービー・ディック(白鯨)」よりも難しい。でも、「モービー・ディック(白鯨)」よりも「詐欺師」の方が身近です。
様々な詐欺事件を通じ、信と不信を徹底的に掘り下げていく。
私は留守晴夫さんの翻訳書は初めてだったのですが、読み進めるうちにとても読みやすくなりました。
詐欺は法的には、「だます意図」がとても重要です。
でも、「被害」に関して言うと、メルヴィルさんの指摘するとおり、「意図」なんか関係ないくらい被害甚大です。
色々な登場人物のパターンから「詐欺師」について考えされられました。
詐欺被害に遭われた方には、特におすすめです。
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