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〜インナーチャイルド〜自分を守ってくれる可愛い装置

自分が考えたことは自分が聞いている。
自分が口に出したことは、自分と相手が聞いている。

自分が一番、自分の思いを聞いているんだ。

今朝、夫にブチギレながら、話したこと。

「私はこの場所に居ても居なくてもいい、
生きてても死んでてもいい存在、
人として死んでいる。」

ああ、これが、自分の口から出てきたのか。
最悪の、自己否定。

成果が出せない自分に価値を感じられない
そう思い込んできた
成れの果て。

ずっと、この気持ちを抱えながら
屍として、息をして食事して寝ている。

「生きてるだけでいいじゃないか」という言葉は
あらゆるところで聞く。

頭でわかっても
心がついていかない。

先日、とあるインナーチャイルドワークを受けた。
インナーチャイルドって、ちょっと胡散臭いなあと、思っていたが
トレーナー曰く、認知行動両方の1つとして心理学の有効な手法らしい。

過去の経験をもとに、「もう傷つきたくない」という思いが
認知のフィルターとなって、今現在もなお、
行動パターンや意思決定パターンに現れる。

まずは、幼い時の自分を思い出し、
こういうことが辛かった、
本当はこうして欲しかったを洗い出す。

私は、
「がんばったね、十分よくやっているよ」と褒めて欲しかった。
「あなたのままで素敵だよ」と存在を認めて欲しかった。
「大丈夫だよ、心配しなくてもうまくいくよ」と励まし寄り添って欲しかった。

次に、もし当時、そういう言葉をかけてくれる人がいたら
こんな風に考え方や行動が変わっていたかもしれない、
ということを想像する。

もっと自分の本音(こうしたい、こうしたくない)を伝えられていたかもしれない。
新しいことや知らないことに目を向けて、チャレンジしていたかもしれない。

そして、これからのワークとして
今の自分が不安になる場面を
1つ1つ観察して
不安になっているという事実を受け止める。
「そうなんだね〜不安だね〜」と100%認める。

そして、一旦そこで止まる。
(その先のジャッジはしない)

受け止められるようになってきたら、
安心できるようになってくる。
安心して初めて、人は人のアドバイスを受け入れられる。

本当はかけたかった言葉(違う見方)をかける。

このサイクルを回すことで、少しずつ変化していく。

「チャレンジしたら、案外大丈夫だった」という経験を
「こうしたい」「こうしてみたい」を叶えていく経験を
小さくたくさん積み重ねることで
段々と自分の思い込みをシフトさせていく。

最後にトレーナーが話していたこと。

認知のフィルターは
これ以上自分を傷つけないようにするために
「自分を守ってくれる可愛い装置」だから
うまく付き合っていく感覚で、続けていきましょう。

「自分を守ってくれる可愛い装置」と聞いて
なんだか可愛げすら感じて、少し愛おしく思った。

「いらない思い込み」
「自分の変えたい嫌な部分」
「自分のネガティブ」と
どこか敵視していたけれど、
これまでの人生を、傷つかずに生きていけるように
健気に働いてくれていたんだな。

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