
趣味がつながる楽しさ
こんにちは うーちゃんです♪
毎月の図書館通いは行く度に新たな面白い本に出会えます。そして…今回は『ジゼル』という本に出会いました。
目に留まり惹かれた本は『バレエを題材としたミステリー小説』。バレエ好きとして『どんな内容の本なのか?』興味があり借りてみました。
そして『読書とバレエ』
『自分の趣味を同時に楽しめる』発見ができたことは嬉しかったです♪
バレエが題材の小説は探してみると意外にもあると知りました。また新しく見つけた『虚像のアラベスク』という本も読むのが楽しみです。
バレエと本の内容を交えながらご紹介していきます。
◇古典バレエ『ジゼル』あらすじ
■第一章あらすじ
村娘ジゼルと農民に変装したアルブレヒト
ジゼルは、身体は弱いが笑顔を絶やさない踊り好きな娘だった。ジゼルにはロイスという恋人がいた。
しかし、農民であるロイスは偽りの姿。
二人は想いを通わせるが、ジゼルに恋する村の青年ヒラリオンには面白くない。彼はアルブレヒトが普段の衣装や剣をしまう小屋を見つけ、村の青年ではないことを暴く。
ある時、ジゼルの村にアルブレヒトの婚約者バチルダを連れた貴族が村に立ち寄った。ヒラリオンはアルブレヒトの剣を持ち出し、ジゼルの前に婚約者バチルダと公爵を連れて、その身分を暴いてしまう。
身分を暴かれたアルブレヒトは、バチルダの手にキスをする。それを見たジゼルは気が動転し、髪を振り乱して錯乱し、母の腕の中で息絶えてしまう。
■第二章あらすじ
森の精霊ウィリーの女王ミルタ
森の沼のほとりの墓場は、結婚を前に亡くなった処女の精霊・ウィリーたちが集まる場所。そのウィリーたちは毎晩墓場から抜け出して踊り狂い、通りかかった若い男を死ぬまでおどらせていた。その伝説の通り亡くなったジゼルもウィリーとなっていた。
ある日、ジゼルの墓に許しを請いにやってきたヒラリオンはウィリーに追い立てられる。
そして、自責の念を感じるアルブレヒトも深夜にジゼルの墓を訪れた。ウィリーたちがヒラリオンを追う間、ジゼルを失った悲しみと悔恨にくれるアルブレヒトが彼女の墓を訪れ、亡霊となったジゼルと再会する。
ヒラリオンはウィリーたちに捕らえられ命乞いをするが、女王ミルタは冷たく突き放し死の沼に突き落とす。
精霊ウィリーに捕らえられるアルブレヒト
ミルタはアルブレヒトをも捕らえ死に追いやろうとする。アルブレヒトが最後の力を振り絞り踊るとき、朝の鐘が鳴り、ウィリーたちは墓に戻っていきアルブレヒトは助かった。
ジゼルも朝の光を浴び、アルブレヒトに別れをつげて消えていくのであった。
◇書籍『ジゼル』あらすじ
東京グランド・バレエ団の創立15周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役のミルタに抜擢される。このバレエ団では15年前、ジゼル役のプリマ・姫宮真由美が代役の紅林嶺衣奈を襲った末に死亡する事件が起き、「ジゼル」はタブーとなっていた。
そんな矢先、目撃された真由美の亡霊。公演の準備を進める中、配役の変更で団員の間には不協和音が生じ、不可解な事件が相次いで……。
これはすべて真由美の“呪い”なのか?
「ジゼル」の封印を解いた時、悲劇的な死を遂げたプリマの想いが甦る。
◇感想
古典バレエ『ジゼル』の内容を交えながら物語が進んで行くところがとても面白いです。
バレエの為に全てを捧げているバレエダンサーだからこそ湧き上がる嫉妬や不安定な心情を上手く利用し『最後まで犯人が誰なのか?』ドキドキとハラハラ。
いろんな結末を想像して読めるミステリー小説です。
物語は人の感情がわかりやすく書かれている。実際に仲が良い人だと思っていても『相手の心の内はわからない』。人間なんてメンタルの状態によってころりと変わってしまいます。他人に左右されず自分自身と向き合いながら人生を決断していく難しさを物語を通じて感じました。
◇大好きなバレエダンサーをご紹介
そして、本の題名になっている『ジゼル』からの繋がりで…大好きなバレエダンサーをご紹介したいと思います。
【永久メイさん】
深田真紗子バレエアカデミーで学び、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のジュニア部門で1位受賞。13歳でモナコ王立プリンセス・グレース・アカデミーに入学。
15歳の時にマリインスキー・バレエのユーリ・ファテーエフ監督に認められ、国際バレエ・フェスティバルの『ラ・バヤデール』の舞台に立つ。
卒業と同時に研修生としてマリインスキー・バレエに加入。わずか18歳でセカンド・ソリストに昇格。2021年にはファースト・ソリストに昇格した。
永久メイさんの『ジゼル』をインスタやYouTubeで拝見しました。実際にまだ舞台を拝見した事がなく…いつかジゼル全幕を日本で見れたら嬉しいです。
様々な有名バレエダンサーが演じるジゼルはダンサーにより表現や踊り方も違います。
個人的な意見になりますが…永久メイさんのジゼルはジゼルそのものだと思いました。
第一幕の可憐で可愛らしく踊れる嬉しさが伝わってきます。又、恋人に裏切られた時の迫真の演技が息を呑みます。第二幕のウィリーとなり現れた姿は悲しみの中でも愛する恋人を最後まで守り切るという強い意思を凛とした表情や踊りから感じます。そして重力を感じさせない軽い動きは妖精そのものです!
ロシア人にも劣らないバレエ向きのスタイルや技術力だけではなく…観客が圧倒される演技力がとても魅力的です。私の言葉では上手く伝わらないかもしれませんので、ぜひ皆さんも美しい踊りを見てください♪
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました☆
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