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生きることの苦しさと希望(精神科での診察を経て)

主治医との診察や会社での手続きのために、とりあえず2日前に実家から戻ってきた。

ふと襲ってくる"人間やめたい"と心が叫ぶ感覚…。
パニック発作とまではいかないまでも、胸が苦しいような動悸が起きそうな感じ。

-なにもできてない私が、なんで生きているのか分からない。
-実家の両親からのサポートはあるものの、いつまでも元気でいてくれる保証はないので、将来どうやって1人で生きていったらいいのか分からない。

それでも1年前は、リアルに自死することを想像して、情報収集をして道具を準備しようとしていたくらいだから、心の成長が幾ばくか見られるように感じてはいた。

クリスマス前という時期が影響しているのかどうかは分からないが、昨日の診察の待合室にいるのは、カップルが2組と私。
どちらも男性が患者さんのようで、女性が励ますための声掛けをしたり、軽い雑談をしているように見えた。

私はその空気感に耐えられず、診察前にはすでに涙目になっていた。
私には直接サポートしてくれる家族は、ここにはいない。
とりあえずスマホゲームでもしながら、診察の順番が回ってくるのを耐えるようにして待つしかなかった。

私の表情を察したのか、主治医からはいつもよりも早いタイミングで休職延長を提案され、診断書を書いてもらうことになった。

今は頑張るタイミングではないので、実家に帰ってとりあえずゆっくりしてきて欲しいとのこと。

今日は朝から”生きているのが苦しい”と思う発作がまた始まった。
精神科医のYouTubeチャンネルによると深呼吸をして、その場の1分・1時間・1日をやり過ごすような気持ちで寝たりして過ごすのがいいとのことで、明るい音楽をかけてひたすら寝た。

本来ならばカウンセリングと会社での手続きの予定だったが、リスケしてもらうことになった。

頓服用の抗不安薬を服用し、夕方になってやっと”生きていてもいいかもしれない”というくらいには思えるようになった。

朝、窓を開けた時にビルの合間から見えた夜明け直前の空模様が美しかったことを思い出した。

それが見えるのは、

いま私が生きているから。

カメラを通して、生きている世界にある美しいものを"美しい"と感じられる感性が身についたから。

世界は本当は美しいということを教えてくれた人たちがいたから。

まだなにもできないけれど、とりあえず生き続けてみよう。

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