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寝るだけでは疲れが抜けない睡眠の新常識

睡眠の話はいろんなところで目に付くようになりました。大学で睡眠の研究している人たちが情報発信し始めたので気づく機会が増えていると思います。

けれど、寝れていない人ほど、そういう情報よりも寝ている実感の方を重視します。

結果、何も睡眠の質は変わることがありません。なのに、なぜか『寝ても回復しないのはどういうことだ?』と考えてしまう。

ドジャースの大谷選手は、一日10時間前後の睡眠を取ることでも有名ですが、日本のプロ野球選手も真似始めて体調が良くなってきたという記事を先日、目にしました。

何時間寝ればいいのか?何のために寝ているのか?どういう状態で寝ればいいのか?

事例を交えて理解を深めあなたの問題解決のヒントになれば幸いです。



睡眠のイロハをヒアリングしながら解説

あなたは睡眠を取れているでしょうか?

異常なほどわかりやすい睡眠の事例を分析している動画がこちらにあります。


睡眠時間

1日8時間前後はとった方が良いとされている睡眠時間ですが、事実できていない人が多いものです。

私自身も十分な睡眠時間は確保できていません。でも、それが一般的な生活だと感じています。

しかし、私の場合、ちょっと違う睡眠の取り方をしています。聞き逃した感じであれば再度動画をご覧ください。


眠気を感じることの重要性

真面目な人ほどやってしまうのが、眠気を感じていないのに、頑張って寝ようとしてしまうこと。

何時には寝ようと考えていると、時間になれば寝る努力をしてしまいます。

けれど、その状態でいくらベッドに入って目を閉じても寝れない人は寝れません。

そうならないようにやるべきことが寝る準備です。


寝る準備について

私は寝る前に必ず準備をした方が良いということを多くの人に伝えています。

寝る前の準備とは、TVを消したり、スマホを遠ざけたり、音を消したりという、環境を整えることではありません。

最も重要な【睡眠を取れる身体の準備】です。要するに

1.眠気を作る
2.緊張を解く
3.呼吸を深くする

この状態を作るために何ができるかが重要です。一般的にはストレッチすれば済むことなのですが、間違った解釈をしている人たちが異常に多いと感じます。

例えば、

・ストレッチは痛い、苦手
・ストレッチすると息が止まる
・ストレッチするとこむら返りを起こす

でも、これって一つもストレッチしていないのです。気づけますか?

先に挙げた3項目を目的に行う運動なので

1.ストレッチは眠気を起こすのが目的
2.筋肉の固さを取り除くためにストレッチする
3.ストレッチするとどんどん呼吸が深くなる

この状態を作るためにストレッチを行います。なので、本来であれば運動前に行う運動ではないということがわかると思います。

試合や練習の前に眠くなってしまったらまずいですからね。なので、ストレッチするタイミングで何目的なのかをコントロールしながら行っていくことが重要になります。


睡眠の時間帯

いくら8時間睡眠時間を取っていても全く意味のない寝方があります。それが、【睡眠に適していない時間帯】に眠るということ。

中医学の概念を知っていれば大丈夫なのですが、日本の常識だけしか身に付けていないと8時間睡眠ということだけが独り歩きしてしまいます。

でも、中医学では陰陽論を重視していきます。単純な話、太陽が出ている時間帯が陽気、月が出ている時間帯が陰気です。

そして、睡眠は陰気で行うものと考えています。最も陰気が活動する時間帯は夜10時から朝の2時くらいまでです。

できる限りこの時間内に深い眠りにつきたいものです。気づけますか?


休日の寝溜めは無駄

平日睡眠不足を自覚している人ほど休日にリカバーしようと時間を取って寝ようとします。

けれど、大抵の寝溜めは、昼前後まで寝ている状態を指します。再度前の文章を読んでほしいのですが、昼に近づけば近づくほど陽気が盛んになってしまいます。

なので、どうせ寝だめをするのであれば前倒しの睡眠にしたいものです。


まとめ

睡眠は寝ればいいというものではありません。寝ても寝ても疲労が取れないという人ほどこの記事に書かれていることをやれていないと思います。

これは、熟眠障害という睡眠障害の一つです。最も大きな原因は呼吸にあります。

普段呼吸を意識していない人が睡眠中だけ深くすることは不可能です。そういう意味でストレッチを日課にできるといいかなと思います。

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