マガジンのカバー画像

素敵なカップルのお話たち

46
noteで出逢った、とても素敵なカップルのお話を集めるマガジン
運営しているクリエイター

#雑記

【独りよがりレビュー】総理の夫、のレビューだけど私の夫の話

【独りよがりレビュー】総理の夫、のレビューだけど私の夫の話

公開初日に見に行った。

「総理の夫」

政治家として、理想の日本を作ろうと努力する妻、相馬凛子(中谷美紀)を陰で支え続ける夫、相馬日和(田中圭)の物語。
大企業、相馬グループの御曹司だけど、本人は鳥類の研究に没頭し、政界にも財界にも興味のない日和は、ひたすら凛子を愛し、励まし、妻の幸せを願い続ける人だ。
彼は、自分に鳥の研究以外、何の取柄もないことを自覚している。だけど、それについて卑屈になった

もっとみる
穴があったらはいりたいと思うと思うんだけど。

穴があったらはいりたいと思うと思うんだけど。

きみの顔が見たくてなんだかたまらなくて今日は、
ずっときみのことを考えていました
昨日も一緒に寝た、今朝も会った
それなのにね、なんでだろう
もっと強くならなきゃいけないな、ひとりでも頑張れるように
もっと強くしてなきゃいけないね、きみに頼ってもらえるように
好きだから一緒にいたいとか、
そうじゃないって言ったら語弊があるなあ、そうじゃなくて
そればかりじゃないってことだ
となりにいたいんだ
休ま

もっとみる
相性100パーセントというお守り

相性100パーセントというお守り

「飲むよ、飲むよ!」
泡と琥珀色のビールを割合をきっちり3:7に注ぎきって、満足げな顔で夫がこちらを向いた。
「え、もう先に飲んじゃったよ……」
口についた泡を手の甲で拭って、返事する。
だって、待てないんだもん。
「はぁ?! もう!」
一瞬、ふてくされた顔をした夫が、ビールをグイっとあおる。
私も2口目を飲む。
「はー! 最高!」
半分空いたコップをドンと同時にテーブルに置いた。

校舎の4階の

もっとみる
家が一番好きな理由(noteの片隅で愛を叫ぶ)

家が一番好きな理由(noteの片隅で愛を叫ぶ)

空気のような存在

配偶者やパートナーの存在をこう表現するとき、だいたい、いい意味ではない。
ときめきが薄れたとか、魅力がなくなったとかいうニュアンスが含まれがち。

話はそれるが、旅行がちょっと苦手だ。
修学旅行も家族旅行も気の合う友達との旅行も、行けば楽しい。けど、心のどこかで、「早く家に帰りたい」と思っている。
知らないことを知ることは好きだ。
誰かの紀行文を読むのも、ガイドブックや旅行雑誌

もっとみる