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そしてひとつが終わり…
昼下がりの狸小路の喫茶店。シチューのランチを頼んだあとに、セットのドリンクも飲み干して、わたしはホットレモンを注文した。酸味の中で少しだけ舌先に染みる甘さと暖かさ。どこの喫茶店でもホットレモンが出てくると嬉しいものだ。
小銭を数えて喫茶店への電車賃を求めていたあの頃とは比ぶこともないほどに、預金残高もあるし、珈琲チケットもある、正社員としての身分もある。けれども、正社員になってから8ヶ月と少
ブルーナイトイン札幌①
すすきのの夜が好きだ。北へ“流れ”てから知り合った仲間たちとスナックでしこたま歌うのも良いし、ひとり、ジャズバーで珈琲を片手に名盤たちに耳を傾けるのも悪くない。
暖かい、いささか暖かすぎて眠くなる酒場を出て北国の冷気に当たって酔いや眠気が覚めるあの感覚がたまらない…カラオケ・スナックではなく、シングル盤で昭和の名曲たちをしこたま聞かせてくれる名店もあるし。極上_______涙
酒が飲めない
街耽溺へのいざない①三宮篇
はじめに
大学生の頃は、近畿地方の耽溺街に直ぐに行けてよかったと涙を流すばかりの今日この頃、やんほんち改め、見上げてごらん夜の星を(半値にしては長いですね、、)です。この度は、「街耽溺への誘い」と称して、わたしが阪神間と西陣で、それぞれ三年ずつ暮らして見つけた「街の隙間」にある「答え」について記していこうと思います。アルバムや日記を読み返してみると、今はもう閉業したお店や煙草の吸えなくなったお店