ネクタイはいつも首つり自殺してるようなもん
I’m 離人極まって、
彼氏から『普通になって』と
泣きながら言われ、
ショックのうちに
別離を決めたことを
書いたポエムが
ありましたので
紹介します。
当時オレは強烈に
『ネクタイはいつも
首つり自殺してるようなもん』
と思ってて、
そーゆう会社員になることは
(精神的にも能力的にも)
出来ないことだし、
つまんないし
考えると頭痛くなるし、
自分には出来ないことが
多すぎる(人間関係や普段の生活等々)
と感じていました。
そして、多分
彼はオレに
『普通に(九州で)
正社員で就職して
そばにいてくれ』
と、思ってたのかな?
と感じてた
(オレは関西に戻って
フリーターするつもりだった)
(彼も無職のくせに
(公務員試験に落ち続けていた)
オマ何ゆーてんねん状態)
彼はそうゆう『普通の人』
を自認していて
ネクタイする人生に
何の疑いもなくって
余命半年になってしまった
(3月卒業だから秋口の詩か)
オレらの仲を
まだ見切りつけてないようだった
オレはめっちゃ
ヒトとモメるのが
イヤなタイプなので
(めんどくさいから)
卒業と同時に別れるつもりだった
(後腐れなくっていいよね!)
(ウン、こんなサイテーなヤツもいます)
でもきっと
離れよう離れようと
すればするほど
彼から遠ざかって行ったのに、
地球を一周してしまって
元の位置(普通じゃない自分)
に戻ってきてしまうんでしょ
(20年以上経った今でも
彼の言葉は呪いのように
フラバしてくる
オレはどんなにがんばっても
彼が望むような生き方は出来ないし
変わることもできないし
何度走り続けても
同じ位置に戻ってきてしまう)
それなら
自分はひとすじ違うルートを行くから、
キミとはすれ違う道を選ぶから、
もうバイバイね
っつーことで
どーんと 行ってみよー!
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できることと
できないことを
ひとつふたつ
ふたつみっつ
できないことが多ければ
できることを舐めさがし
それでも見当たらないならば
できないことをできるように
睡眠削って
命削って
余命半年、あなた
それでもつづけて指摘する
地平ははじめ離れていた
そしてまた
一緒にいた地平が どんどんどんどん
遠ざかって
もうすぐ一周、あらこんにちは
もうあそばない
つまらないから
もう眼をつむるから
わたしは一筋違いを行く
もう会うこともないから
もうあそばない
(終)