凪誠士郎は離人症なのかー友の死からの立ち直り
※ネタバレありますので、未読の方はブルロに
沼ってからまた来てください。かなり長文です
今をときめく超人気マンガ
『ブルーロック』
その登場人物であり、
外伝『ブルーロック-EPISODE 凪-』の
主人公、凪誠士郎くん
本日10/5 夜10時から
映画『エピ凪』地上波放送ですね、
劇場公開から約5ヶ月で地上波って
異例だと思うんですけど
それはまあ、理由があるんですよ…
主人公凪誠士郎くんは
原作者・金城宗幸先生の思う
『カッコいい』が詰まった人物
として描かれてるんですが、
かなり特徴的なキャラです
(クセのないキャラを探すのが
難しいほどクセモノ揃いの作品ですが)
以下は単行本紹介からの抜粋
凪 誠士郎、高校2年生。
「めんどくさい」が口グセの少年は、
日々を無気力に生きていた。
日本サッカーのW杯優勝を目指す
育成寮“青い監獄”と、相棒・御影玲王が
その才能を見つけ出すまでは──。
ーーーーーーーー
ウツ状態極み!から脱し、なんとか
映画『ハイキュー!!』を見に行けた
めっちゃ良かった、
熱い人たちって素敵ですね!
その後なんと煉獄さん(2回)超えの
3回鑑賞を果たしました
吝嗇家の私としては驚異的な数字ですね
本来バレーよりサッカーが好きなので
サッカー漫画も映画やってると聞いて
ミリ知ら(1ミリも知らない)で
映画『エピ凪』見に行きました
(この後、漫画も履修したので
映画と漫画の内容が両方入ってきます)
ーーーーーー
のちのちパートナーになるレオに
会うまでの凪くんの世界は
灰色でした
『うわー、色彩死んどる』
無気力で人生楽しくなくて
将来って考えなきゃいけない?
と大学のポスターを
見ていました
凪くんは神奈川の家を離れて
進学のため東京でひとり暮らししてます
食べるのもめんどくさいから
ウィダーインゼリー
『なんでお腹が減るんだろ』
腹が減らなきゃ食べなくていいのに
学校がなきゃゲームしてられるのに
生きるのってめんどくさ…
ん?どこかで見たな、こんなキャラ
(私だ)
大学時代、ひとり暮らしですから
食事のことを考えないといけなかった
非常〜〜〜っにめんどくさかったです
人間の光合成理論を考えていたのも
この頃です(みんなやるよね?)
手軽で安いのでポテトチップスを
主食としていました
(ドイツ人の主食もイモだよね?
ポテチなら残してもまた食べられるし)
『ポテチに全ての栄養素が
入ってればいいのに』
そう思ってました
ちなみに濃い味のガーリック風味を
好んでました
(刺激的なモノでないと感知できない)
ポテチだけではいけないと
グリコのカフェオーレを飲んで
『よし、これでカルシウム摂取ok』(違)
学校まで凪くんは『とぼとぼ』歩きます
うわっコレ言われたなあ
私はシャキシャキ歩いてるつもりが
そんなに仲良くない人から
『どしたの、朝からとぼとぼ歩いてー』
と声をかけられたことがあります
『とぼとぼはしてねぇ(心の声)』
(いや、ほっといて)
なんか、一個一個
過去の自分を思い出して痛いです
レオが『一緒にサッカーやろうぜ』
ってしつこく誘うもんで
『レオといるのはめんどくさくない』から
めんどくさいサッカーを始めます
(人といてめんどくさくない、
を感じるのは初めてだったとのこと)
(レオはサッカーしたら
めっちゃ褒めてくれるし
頭ナデナデ、おんぶもしてくれる
オレのこと『宝物』って言ってくれる)
レオが『最後まで一緒にいる』
と約束してくれたので
めんどくさそうでイヤだけど
ブルーロックに入寮しました
ブルロは負けたら失格の
デスゲーム世界なんですが、
そこでもやる気は出ません
誰かがやってくれるなら
任せます
その方が楽だからです
(私も3人以上で集まると
地蔵になることがあります)
でも、ブルロに入る前の
半年のサッカー生活中、
東京で無敗を誇っていて
『レオ凪ふたりは最強☆』って
思ってたのに
本編主人公・潔くんが
負けそうになっても折れずに
喰らいついてきて
『光』を見せたんです
凪もドクロのスタンドだして
初めて『熱くなってく自分』を感じて
一生懸命にサッカーやりました
一生懸命やっても負けたもんで
『悔しさ』を覚えます
(生まれて初めて悔しさを感じたらしい。
クッ、こいつヤなヤツだな)
ちなみに凪くんは『天才』なので
今まで勉強やらなくても
超進学校に入学できたし
スポーツもしたことないけど
運動神経バツグンです
(悔しさ感じるキッカケないね)
ただブルロ入寮前の前日譚によると
(読んでないので聞きかじりでスマヌ)
周囲の人間は自分とは違う
宇宙人のように感じられるので
興味ないヤツは無視、
友達つくるのもめんどくさいので
めっちゃボッチで 好きなのは
『フォートナイト』みたいな
シューティングゲームです
ただ『熱中できる人』のことを
うらやましく思ってもいた模様
(わかるー)
元ミイラもミイラ時代、
周囲の人間は異文化なんで
『あれ?あたし留学生かな?』
て思ってたんですけど、
何年経っても
世界に馴染めなくて
『留学生のまま』でした
(いや、日本人のはず)
その後、『レオと2人でW杯優勝する』
という目標のために
強くならなきゃと思って
『レオ凪2人で世界一になるのは絶対だ』
とレオに宣言して
(セリフの扱いちっさかったけど)
(これちゃんとレオ聞いた?)
一旦(凪は一旦のつもり)レオと
離れて潔くんとサッカーすることにしました
レオは不満そうでしたが
『好きにしろよ』と引き留めませんでした
初めて無気力からオサラバした凪くんは
こう思ったことでしょう
ヨシヨシ、オッケ オッケ
『がんばって強くなって
戻ってくっかんね♪』
そしたらまた『ふたりは最強☆』
(プリップリのキュアッキュアだね)
私は普段の素行から
完全に凪誠士郎のほうに
感情移入していました
がっ!!!がっ!!です
凪の姿が見えなくなった後、
そこでレオが泣いちゃうんですーーー
(なんで!!!)
レオとしては
『最後まで一緒に、の約束を
言い出したのは凪なのに
オレから離れていった』
『サッカーの面白さを
オレが教えてやりたかった』
という思いがあったんです
(それ以外にもモロモロと…)
えぇー泣かないでぇー
『2人で世界一になる』のは『絶対』
って言ったじゃん
こんなにめんどくさがりのオレ(凪)が
こんなめんどくさい監獄にまで着いてきて
『絶対』っていうなんて
超絶『特別』なことじゃん
口に出さなくてもわかるよね?
たぶんこういう甘えと傲慢が
あったんだと思います
(ハイ、私にもありました
ひとりが好きで ひとり時間ないと生きれない
めんどくさがりの私がアナタと居るのは
アナタを愛してるからじゃん!!
ぬぁぜ 伝わらないのくわあぁぁ)
もっと細かく口に出せってことですか?
今なら分かります、たぶん…
凪くんはオタに
コミュニケーションの大切さを教えてくれました
この後も、ふたりの関係はねじれにねじれ
くんずほぐれつするんですが(違)
お互いにとって
相手が『大切』で『特別』って
ことは変わらないので
すれ違いながらも
いい方向に向かっていってくれるでしょう
(金城先生、お願いしますよ)
私は完全レオ推しなのですが、
(感情・言動・行動が一致してて好き!)
ひとつ凪くんに
感謝したいことがあります
それは凪がレオと
上記の場面で別れて
その後、敵として
初めて闘った後、
レオから
『オマエは変わっちまったんだよ、
オレたちふたりの約束を
忘れるような人間にな、
クソが』
って言われて傷つき
(宝物って言ってくれてたのにクソまで堕ちた)
しかも凪は『ふたりで世界一』の約束のために
武者修行に行ったつもりで離れてます
モンモンとする中
『何この感じ、初めてすぎてわからねえ』
『どっちが正しいかなんて
本当はどーでもいいのに』
という気持ちのまま
次の試合が始まってしまいます
とりあえず『熱』はあるので
熱いままサッカーしますが、
イライラが最高に極まってしまって
『なんで信じ合えなかったんだ』
(オマエが細かく説明しないから)
『オレはお前のオモチャじゃない!!!』
『オレはもう戻らない!!!』
と2段フェイクボレーを繰り出してゴール
そこで
『これってオレ、
アイツ(レオ)に怒ってるんだ』
と気づきます
(凪にとって初めて認識できた『怒り』)
話は飛びますが、
『自殺した友について2』
に書いたように
友人が自殺したと聞いた瞬間
私も『裏切られた』(人生で初めての感覚)
とすぐに感じています
でも死人に汚い言葉を吐いたり
思い出を汚したくない
綺麗なまま保管しておきたい
と心が動いたので
『裏切られた』の気持ちを
その後封印してしまいました
この凪くんのモンモンとイライラ
『どうして信じ合えなかったんだ』
『オレはお前のオモチャじゃない』
の気持ちの流れが分からなくて
何度も何度も繰り返し
読んでいたんですが
そのときに私の自殺した友への
溜まりに溜まった(17年)モンモンと重なって
『どうして私たちの未来を
信じてもらえなかったんだろう』
『楽しくても楽しくなくても
ふたりで過ごせる未来があったはずなのに』
と自分も怒ってたんだとやっと認識できました
その後は、その記事の通りです
でも凪くんのおかげで
自分の気持ちに気づけたし
友を思う気持ちに
一区切りつけれた気がしています
(凪がその後気持ちよくなれてるように
私も少しスッキリしています)
凪、ありがとう
私はレオ派だからさ
ふたりでレオを愛でていこうね(謎)
とりあえずレオに出会う前の凪くんは
離人症か分かりませんが軽くウツ状態で
あったのではないかと推察します