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至高の思考

ある日、あるキーワードを入れてネットサーフしていたところ“これは買わねば!”と思いポチッとした。
それから1週間近く何の連絡もなかったので、少々心配になって問い合わせをしたら出荷メールを失念してしまい、ごめんなさいと連絡・・

その後程なくして“FRAGILE BOOKS”からやっと届いた。

FRAGILE BOOKS

思考の全てが詰まったプリズムのような“価値あるモノ”のカタチ。
なんかこういう難儀なことをやっている至高の逸品はそうないだろう・・
読み物としては一瞬で終わってしまうのだが・・兎に角、質量がすごい。
こういうものはもっとリッチになり得るポテンシャルが高いモノであり、このまま“動かない”のは勿体無い・・もっと“活発に動く”べきだと思った。(すでに“動く”周辺技術はあるので、どう組むかだけです)

丁寧に梱包された書籍
編集手本

“逸脱・異質・例外・孤立”がまさにど真ん中の思考を炙り出す輪郭だと言えるのだという気付き・・それはかつて鈴木了二が建築を写真に撮ったそれを見ながら“建築雑誌に載るような写真を撮っても価値がない”みたいな話に似ている。“その裏に確かにあるモノゴト”を撮ることがまさに、それを撮ることに同じだろう。

手間暇を惜しまない手作りに近い装幀

松岡正剛、恐るべしである。
この手書きの原稿がそのまま書籍になって、そこにあらゆる周辺が散りばめられる実在と面影が錯綜する不思議な体験。
こういう書籍がフィジカルとデジタルを錯綜しはじめた先に新たな“書籍の在り方”が僕には見え隠れする・・

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