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フェルト性器

 こんにちは!今回は、性教育に使える、フェルトとアフリカ布で作ったとってもかわいい女性外性器を紹介します。

 フェルト性器は、カラーや形が1つ1つ異なっています。これは、『性器は、顔や性格が異なっているのと同じように、1人1人異なっていて、その1つ1つがとっても素敵』ということを伝えたく、作りました。

 フェルト性器は、先輩性教育講師の方が作ってらっしゃり、私も作ってみよと思い作りました。先輩性教育講師の方いわく、「学校で性教育をさせていただけることがあり、その際に性器について話そうとしても、写真やイラストで説明することが、学校側からNGになることがある。ただ、性教育でいのちの大切さや生理について、デリケートゾーンのケアについて話そうとすると、性器のことをどうしても話すことになってしまう・・・・」と。

 そこで、フェルトで作った性器を学校側に提案するとOKが出たようです。フェルトの優しさ・かわいさが、子どもたちに強い刺激を与えづらいとしてよかったようです。

 私たち性教育講師も、子どもたちへ強い刺激を与えずに包括的な性教育を行うことにとても気をつけています。というのも、性教育時の、性器の写真やイラストは、成長発達よりも早期の子どもたちにとって刺激的すぎることがあります。


 スキャモンの発達曲線 

スキャモンの発達教育を知っていますか?

スキャモンの発達教育とは、人間は生まれてから成人(20歳になる)までの過程の、身長や臓器が大きく成長していく過程の成長具合をグラフで示したものです。
 スキャモンの発育曲線では、20歳時点での発育を100%とした、成長パターンをグラフにし、一般型・神経型・生殖型・リンパ型の4つに分類しています。
 今回、特に注目したいのが神経系です。
神経型は、脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長を示したものです。神経系や感覚器系というのは、生まれてから早い段階で、大人と変わらないレベルにまで成長を遂げます。

 
 神経系は、成長スピードが他に比べて早いです。その分、周りからの影響を吸収しやすいとも言えるでしょう。成長発達に沿った適齢期に、正しく周りからの影響を受けながらポジティブに身体に吸収できれば良いのですが、成長発達よりも早すぎる時期の刺激的すぎる影響はネガティブに吸収されることもあります。

スキャモン

文章・画像出典:SGS総合栄養学院
https://sgs.liranet.jp/sgs-blog/4214


 ただ、「だから性教育は遅くていいんだ、早くからしなくていい」というわけではなく、『性教育は4・5歳から必要なこと!正しく性教育に興味を持ってくれるように、子どもたちがストレスなく楽しみながら学べるように、伝える工夫が必要である』ということです。


 このフェルト性器を通して、『性器は、顔や性格が異なっているのと同じように、1人1人異なっていて、その1つ1つがとっても素敵』、『その自分だけの大切な性器を大切にしてほしい』ということを伝えます。
 普通に話すだけでは、話に飽きてしまったり、ものを見ることができないのでイメージが湧かず、理解も半分程度になってしまうでしょう。とはいえ、性器の写真を見せながらお話をするのも、子どもたちにとっては刺激的で、精神的にしんどくなったりとネガティブな影響を与える恐れもあります。
 子どもたちに伝えたいことを、子どもたちが視覚的にイメージしながら理解をできるようにするためには、やはり成長発達に応じた性教育アイテムも必要になってきますよね。

 フェルト性器は、今後のC+クラスでも活用していきます。また皆さんもご家庭でお子さんに伝える際に、参考に作っていただいたり、見せていただければと思います。


C+  性教育クラス

 C+では、『性教育=生教育』として、
講師の海外在住経験で得た性教育も交えながら、文部科学省によってアップデートされた内容を網羅し、各年齢の子どもたちが気になっている性の知識を伝え、子どもたちが、自分らしく自分の行動を選択し、自分の人生を自分でデザインできるような包括的性教育を行います。

 C+サイト

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2022/05/25








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