見出し画像

蔦屋梅田は、不思議の国のアリス?

都会のオアシス、蔦屋梅田店で過ごす休日

大阪駅に直結した百貨店。その中のワンフロアが蔦屋梅田店。
読書好きの妻が興味を示してくれたので、今回、ふたりで訪れることにしました。

都心の中に広がる静かな森

9Fのエスカレーターが昇りきると、そこはまるで夕暮れ時の薄暗い森への入り口。

本棚はユニークなループ状に配置されていて、空から見れば陸上トラックのような形をしています。展示の仕方やポップのデザインもひと工夫されていて、さまざまなジャンルの本が絶妙にミックスされ、見ているだけで楽しい気分に。

妻と「これ、面白そうだね」「映画で見たことあるよ」「このコミック、読んだことある!」なんて話しながら、本棚の間をゆっくりと散策します。

本棚がシンプルに整列してジャンルごとに、わかりやすく並んでいるのではなく、ループ状にしたり、平積みしたりすることで、こんなにわくわくするなんて驚きです。

このお店にあるのは本だけではありません。

デロンギのエスプレッソマシンや、可愛いデザインの缶に入ったハンドクリーム、そして和風の香りが漂う香水まで、ユニークなグッズもたくさん並んでいました。

例えるなら、ここはまるで「不思議の国のアリス」の世界。
歩けば歩くほど引き込まれるような不思議な感覚です。
気がつくと、「あれ?さっきもここ通った?」という景色になりました。
いつの間にか一周してしまいました。

カフェやラウンジでの過ごし方

このフロアには、蔦屋書店だけでなく、スターバックスや有料ラウンジも併設されています。

お店に訪れている人たちも様々で、本を何冊も抱えている人、スタバの席で勉強や仕事に励む人、ラウンジのソファでじっくり読書に没頭している人など、それぞれが思い思いの時間を楽しんでいました。

ラウンジでのひととき

わたしたちも少し足を止めて、ラウンジを利用してみることにしました。

広々とした吹き抜けの空間。例えるなら曇り空の隙間から柔らかな光が差し込む様子のよう。見通しがよく、どこかほっとする開放感があります。

暖かい飲み物を手に、軽いスナックをつまみながらのんびり。
すると、わたしはそのまま眠り込んでしまい、気づけば一度も本を開かないまま時間が過ぎていました。

新しい休日のかたち

「こんな休日もいいね」と、帰り道、妻と話しながら店を後にしました。
忙しい日常の中で、ふと立ち止まり、何もしない時間を過ごす。
そんな時間も、ありですね。とても心が落ち着きました。

いいなと思ったら応援しよう!

青空太郎
いただいたチップはカフェで、温かいソイラテをいただきながら、創作活動をしようかと考えています😊

この記事が参加している募集