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本の中の障害者

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『はせがわくんきらいや』---本の中の障害者06

『はせがわくんきらいや』---本の中の障害者06

題名:はせがわくんきらいや
著者:長谷川集平
出版:復刊ドットコム
ISBN:978-4835440583

白黒で,版画のような強烈な画風.感情とも思考とも区別が付かない何かが湧き上がる.誰かと「はせがわくんきらいや論」を語り合いたくなる.著者の長谷川集平はミュージシャンでもあるので,「日常を描くフォークであり,理不尽を嘆くブルースであり,想いを叫ぶロックであり,天まで響く讃美歌である」そんな作

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『ガラクタ学級の奇跡』---本の中の障害者05

『ガラクタ学級の奇跡』---本の中の障害者05

題名:『がらくた学級の奇跡』
原題:"The Junkyard Wonders"
作者:パトリシア・ポラッコ 作,入江真佐子 訳
発行:小峰書店(2016年)
ISBN:978-4-338-23515-0

パトリシア・ポラッコの自伝絵本三部作のうちの一つ.

トリシャの両親は離婚しており,普段は母方のカリフォルニアで学校に通い,長期休暇は父方のミシガンで生活をしていた.ある年,「字が読めず特別学

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『ありがとう、フォルカー先生』---本の中の障害者04

『ありがとう、フォルカー先生』---本の中の障害者04

題名:『ありがとう、フォルカーせんせい』
原題:"Thank you Mr. Falker"
作者:パトリシア・ポラッコ 作・絵,香咲弥須子 訳
発行:岩崎書店(2001年)
ISBN:978-4-265-06806-7

ある人に,「つまり,あなたの仕事はフォルカー先生みたいなものですね」と言われ,後日,『ありがとう、フォルカーせんせい』を開いてみた.そこには,ディスレクシアの生徒と彼女に寄り添

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『わたしのそばできいていて』---本の中の障害者03

『わたしのそばできいていて』---本の中の障害者03

題名:『わたしのそばできいていて』 
原題:"Madeline Finn and the Library Dog"
リサ・パップ 作,菊田まりこ 訳
WAVE出版
ISBN:978-4-87290-947-0

まずは絵本としての魅力を紹介.とにかく,リサ・パップさんの画風が柔らかく,優しく,可愛らしい.翻訳は『いつでも会える』(学研プラス)の菊田真理子さん.子ども視点の言葉づかいが可愛らしい.主

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『さかさまになっちゃうの』---本の中の障害者02

『さかさまになっちゃうの』---本の中の障害者02

初出:Facebook(2017/08/19)

【児童文学における読字障害シリーズ】(嘘

題名:『さかさまになっちゃうの』
原題:"Back to Front and Upside Down!"
クレア・アレクサンダー 作,福本 友美子 訳
出版社:BL出版
ISBN:978-4776405641

(あらすじ)%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

放課後に校長先生の誕生パー

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児童文学が映す「ディスレクシア」---本の中の障害者01

児童文学が映す「ディスレクシア」---本の中の障害者01

初出:Facebook(2017/08/16)
初出タイトル:「読字障害の啓発と児童文学」(2018/01/26 加筆修正)

最近,絵本や児童文学を漁っている.日本では「いわゆる発達障害(知的障害,自閉症,ADHD,学習障害,読字障害…)は治ることはない」と喧伝されているが,海外の絵本・児童文学においては「ディスレクシア(読字障害)」は治るものとして扱われている.所詮はフィクションの物語ではある

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