『塩一トンの読書』を読んで【本好きの読書感想文】
須賀敦子からはじまる文学への扉
【本の内容】
「本を読むということについて」
しっかり本と向き合いたいと言っている私だけれど、早々にその言葉の重みを再び無くしそうなくらい日々の忙しさに追われていた。
だからこうしてゆっくりと一日中ダラダラと、この本を読めたことは本当に素敵な事だったと思っている。
須賀敦子さんのこの一冊は、もう随分前にある人から薦められてた。(その人はもしかするとそんな事はもう忘れているかもしれない、それくらい前のこと)
そんな風に「誰かが薦めてくれた本」は、他にも沢山あって、私は時々、そうして積みあげたそれらの本に申し訳なくなってしまい、同時にすすめてくれた人たちにも未だ読めずにいる事からこれまた遅くてごめんね、と勝手に思って、勝手に焦ることもある。
何事にものんびりした性質なので色々遅い、私のあるあるなはなし。
は、さておき。
【感想文】
素晴らしいの一言に尽きる。
書かれているひとつひとつの内容も、
そして三つに分けられている、章の割り方も全てが完璧だと思う。
本を読みたいと思ったけれど、何を読もうか迷う時、または何故だか分からないけど今まで読めていたのにどうしても本が読めなくて自分だけのジレンマを抱えている時って、読書家の皆さんには経験あるという人が多いのではないでしょうか?読もうと思う気持ちが薄れている、みたいな感じになってしまう時が、私も時々訪れます。(でも本が好きな気持ちには変わりないんですよね。)
それで、今回ご紹介したいのが、須賀敦子さんの「塩一トンの読書」。
本が読めない時でも、読む本に迷うときでも、どちらの場合にも「すとん」と気持ちに落ちてくる、そんな答えをくれる一冊です。
「本を読むこと」に対して、小さな「迷い」や「悩み」のような思いを抱えた時には(別にそれが真剣なものでなくても良いんだけれど)この本を(適当にでも良いので)開いてみることをオススメします。
本が好きな人こそ読んでほしい一冊
本への情熱、憧憬、焦燥、苛立、懐古。
「本が好き」という気持ちに溢れたこの一冊は、「本好きな人」なら、きっと絶対好きになる。
【本書概要】
(どれもこれも言い出すとキリがないので)
以下は、幾つかの項についてお話しです。内容に触れる部分も多分にあるため以後は有料記事となります。
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