京都って良いな。私がそう思ったとき
夏と秋を行きつ戻りつ
でも少しずつ確実に、秋が濃くなっているのを感じます。
皆さん、仕事や勉強の合間、お昼休みはどのように過ごされますか?
私の職場では、読書4分の1、YouTube4分の1、お昼寝2分の1、そして私はもっぱらお散歩です。
オフィスにいることが多いので、
外の空気が吸いたくて、ウズウズする。
ジッとしていられない性格なのです。
職場の近くに京都と言えばの「鴨川」があります。
私の定番コースです。
広く広く開けた空に、穏やかな川の流れ。
鳥が飛び交い魚が泳ぐ。
ゆーーーたりとした時間が流れます。
そんな鴨川を歩いていると、いろんな人に出会います。
トランペットを吹いている女性、
ギターを弾いている男女、
二胡を弾いているおじさん、
ジャグリングをしている若者、
ダンスパフォーマンスをしている集団、
映画かなんかの撮影をしている学生さん、
口を開けて空を見てるおマヌケな私…など、
文化の多様性を絵に描いたようです。
そして、その傍では、
パソコンを開いて仕事をしているサラリーマン、
美味しそうにお弁当を食べている人、
川に足を浸けて読書をしている人、
ぼーーーとしてる人、
寝ている人、
日焼け?をしている人・・・
大都会の真ん中で
お互い気にするそぶりも見せず、思い思いの時間を過ごされています。
とても静かに、のんびりと。
自分らしさを、表現している。
そこに文化の薫りがふんわりと漂う。
そんな気がするのです。
ある時には、その場に居合わせた太極拳の使い手と二胡の奏者がセッションを始めたりして。
ここは、どこでも劇場です。
京都には、茶道や華道、伝統芸能をはじめ、たくさんの文化があります。
お家元やお師匠さんなど一流の方はたくさんいらっしゃいますし、かしこまった劇場や美術館での公演や展示も素晴らしい。
一方で京都には、“名もなき“アーティストがたくさんいらっしゃる。
しかも足を止めてしまうほど、結構ハイレベルな。
文化や芸術が身の周りの手の届く範囲に溢れている。
そして、自分らしさへの寛容性。
そんな文化の厚みに癒されます。
良いな、京都。
私は鼻歌ぐらいしかできないけど。