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夏が滲んでいく

今日、仕事も終わりオフィスを出たら思いのほか涼しくて、用もないのに京都のまちをぶらりぶらりと歩いていました。

リンリンとなく鈴虫に、さわわと撫でるひんやり風。そして、何とも言えない夏の終わりに感じる匂い。そこには確かに秋の気配がありました。

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体が弱かった幼い頃、体力作りにと水泳教室に通わされていました。
行きたくもないし、やる気もない
でも結果を出さんと親にガチボコに怒られる。

がむしゃら?
無我夢中?
いや、ヤケクソで泳いでました。

その甲斐あってか小学校で、水泳だけはクラスの誰にも負けませんでした。

縄跳び…跳べない
跳び箱…跳べない
逆上がり…跳びはねるだけ
なぜか一輪車だけは爆乗り(体育の成績認定外)

運動おんち全開の私が輝けるのは、夏だけでした。

だから夏が過ぎるのが切なかった。
学校のプールの最終日、塩素に目を腫らした振りして、未練ダラダラ何度もプールサイドを振り返っていたことを思い出しました。

夏が終わる、私も終わる

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くっきりしていた夏の空気が、だんだん滲んで秋になる。

残暑厳しい真昼間には、あんなに秋の訪れを切望したのに、日が暮れた途端に夏にサヨナラが切なくなる。勝手ですねー。

京都の夏の風物詩「鴨川納涼床」。これぐらいの気候がちょうどいい

でもやっぱり、冬の寒さがあるから、夏を許せる。その逆も。
移ろう季節に身をゆだね、その時々を楽しもぅ。

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今日のお散歩の収穫

大丸京都店の「仙太郎」さん限定
『みたらし かしこまる』

秋はお団子ですね!

お醤油の甘じょっぱさと香ばしさがやめられない。うんま!

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