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「ラストマイル」の感想殴り書きと「配送料無料」表示について

映画「ラストマイル」を見てきた。
手放しには「面白かった!最高!」とはいえない。
面白いんだけど、ハラハラドキドキで、演者さんはもちろんみんな素敵なんだけど
リアルすぎて、すてき・面白い、以上に考えてしまうことが多かった。

「配送料無料」とは
無料とは
安さの裏にあるものを想像できているのか

「無料」な訳ないのに、「無料」の表示は。
「送料は無料です」
「送料は当社が負担します」の、差。
なぜこの伝え方を双方選んだのか、その理由の差は。

「無料」と呼ばれることにも材料費と経費と人件費がかかっていて、そのひとたちには親兄弟や大切で大切と思っている人がいるんだが「無料」と言われた時にそこまで思いは至れるのだろうか。
「無料」のものに敬意をひとは払えるのか。
そこまで今の日本人は余裕があるのだろうか。

最低賃金は上がり続けてるのに、物が「値下がった」理由は何なのか
どこかで不当にダンピングされてることにどこかで気付けないものか
自分の賃金は安いと、最低賃金をあげろと文句を言うのに、物の値段があがっても文句を言うのは何故か。
「ひとの値段」は上がってるが「ひとの介在についての感覚的値段」も連動して上げられてるか?

目標達成とは
その目標は「作られた」ものだが、そのロジックと意図を考えたことはあるか

同一賃金同一労働とは
「同じ労働」は誰が決めるのか
「違う労働」でも「同程度の労働」はあるはずだが「違う労働でも同程度な労働」は同一賃金にならないのか

最後に「喜ぶ笑顔」を見れれば、それは「やりがい」になるのか。それでいいのか。いいのか?問題提起を濁してないのか。
問題は現場じゃないはずなのに、「やりがい」は現場で回収させられるのはなぜか。

なぜ?
ねえなんで?
これでいいの?良くなさそうに思えるんだが。

「MIU」と「アンナチュラル」は
たくさんの問題提起を拡散するためだったと思いたい。
このふたつがなくても充分に伝わった。



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