休んでも回復できない方へ~起立性調節障害~
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類があります。
このことを「闘争か逃走か」と表現することもあります。
「闘争」は交感神経が働いている時、「逃走」は副交感神経が働いている時。
ストレスがかかった時、ひとは交感神経が優位となり、眠れなくなったり、休息ができなくなったりして、体の回復ができず消耗していきます。
ストレスがかかっている期間が長くなると疲れが取れず、朝起きられない、立ちくらみ、ふらつき、頭痛などの症状が起こります。
例えば副腎疲労、慢性疲労、起立性調節障害の様な症状です。
今までは疲れた体を回復させ、リラックスしていただく治療をしていましたが、この治療で全ての方が良くなる訳ではなく、反応しない方が多くおられることが疑問でした。
調べるとリラックスの神経と言われる副交感神経には2種類あり、ひとつは本当にリラックスできる神経なのですが、もうひとつはストレスがかかり過ぎてフリーズを起こしたような状態であることがわかっています。
治療に反応しないのはこのタイプ。
副交感神経のフリーズタイプに入ってしまった方には、むしろ交感神経を刺激し、本当にリラックスできる方の副交感神経が働くチャンネルに切り替える治療法が必要になってきます。
治療法に新しいフェーズが来ています。
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