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「書く」と「パズルゲーム」

先日、るいさんの記事を読んでいて
(そういえば、どうしてだろう?)と
唸ってしまった。

私は毎日なにかしらのことを書いている。
では、私はどうして毎日書いているのか?
それは簡単。書くのが楽しいからですよ。

では、なぜ書くことが「楽しい」のか?
納得できる理由を述べよ。

…はて、どうしてだろう?むむむ。
言われてみれば、確かにそうだ。
世の中には書くことが苦手で嫌いな人もいる。
なのに私はそれを「楽しい」と言ってのける。
その根拠を示せと言うわけか。

うーん…
ここでインプットとかアウトプットとか
学びとか自己理解とか自分の可能性探しとか
それっぽいことはいくらでも書けそうだけど
それじゃつまらない。なんかありきたりだし。

もうちょっとこう、私らしくテキトーだけど
あんまり無い表現方法はないものだろうか…
と半日くらい考えた結果、出ました。ポン。

パズルゲーム

パズルゲームなんですよ。
私が毎日「楽しく」書けるのは
パズルゲームと同じになってるから。

パズルゲームって知ってます?
テトリスとか、ぷよぷよとか、ツムツムとか。
最近だとスイカゲーム?まぁそういうヤツね。

ああいうのってさ、楽しいじゃないですか。
目の前にあったらつい、やっちゃいますよね。
そんでもって、いくらやっても飽きがこない。

私もともと凝り性なもので
一度コツをつかんだパズルゲームは
時間を忘れてキリの良いところまで延々と
やっちゃうんですよ(そして嫁に怒られる)。

文章を書くのも似てるんです。パズルゲームに。

たとえばこんなシチュエーションになったら
テトリス(四列消し)を決めたくなっちゃう。

テトリィィィス!!

優れたパズルゲームには要所要所に
“快感”を得るポイントがあるんです。

で、大抵、“快感”を得るためには
下準備が必要になるんですね。
地道なブロックの積み重ねみたいなの。

この下準備が「めんどくさい」とか
「こんなことやりたくないよ」って
投げ出してしまう人がそこそこいる。
そりゃそうです。辛いことは嫌です。

でも、もし、この下準備が
苦労しなくてもスルスル出来るほど
イージーなものだったとしたら?

やりたくなっちゃいませんか?
多くの人が熱狂していて大人気だけど
“快感”を他の人より多く味わえるゲーム。

他の人は下準備で苦労して挫折するのに
自分だけは下準備がいとも簡単にできて
楽しいところだけを味わえるってやつを。

これを可能にするのが
いわゆる「コツをつかむ」ってことです。

・・・

話は少し逸れますけど
昔「ぷよぷよ」で大連鎖を狙って作れる
ようになったときのことを思い出しました。

ぷよぷよ

ぷよぷよを初めてプレイしたときは
ひとつ消すのが精いっぱい。
四連鎖をバンバン決める友達に憧れました。

(はて?どうやれば連鎖って作れるんだ?)

凝り性で負けず嫌いの塊のような私は
めちゃくちゃ調べました。
攻略雑誌を読み、A4ノートに書き写して
実際やってみて、上手く行かずにキレて
ほとぼりが冷めたらまた調べて、書いて…

そして「理屈」と「経験」の二方向から
ようやく「理解」したんです。
大連鎖ってこうやって作るのね!を。

で、思い通りに十連鎖以上を作れるようになり
あの時は「勝った!」と拳を固めました。
一度ワカってしまうともう後はイージー。
ひたすら反復練習して精度を上げるだけ。
四連鎖、五連鎖なんてすぐにできちゃう。
ここから友達相手に負けなくなりました。
調子に乗って友達とケンカになりますが
それはまた別の話。

「コツをつかむ」っていうのは
どういうことなのか?

私は仮説と検証の繰り返しの
産物だと思っています。

いろいろ調べて、やってみて、しっくりこなくて
またいろいろ調べて、やってみて…をしていると
なんというか…「人生の経験値みたいなもの」が
貯まっていく感覚があるんですよね。

で、この人生の経験値ってのは、応用が効く。

ぷよぷよで培った大連鎖の作り方ってのは
今でも私の「学びの方程式」として活きてます。
この手順でやれば私は理解できるぞ!ってのが
もう経験的に分かっている。これはとても便利。

・・・

文章を楽しく書くのも、同じこと。
私は主に三つのルートで文章を書いています。

・体験談を思い出して文字に起こす
・会話してウケた話を文章に起こす
・テーマに刺激を受け自分の意見を書く

この三つのルートは、私が文章を書いていて
(このルートで書くとスラスラ書けるぞ)と
ワカったものです。
このルートで書くことによって
「何を書こう?」「書くの嫌だなぁ、つらい」
という感情にならないのが最大のメリット。

さらに

・文字数は700~2000くらいにまとめる
・執筆時間は決めて書く。ダラダラ書かない
・書き終えたら「寝かせて」校正する
・実生活を優先する。嫁様と仲良くする

このような細かい決めごとを作ることで
記事がそれっぽく仕上がることもワカりました。

これだけ下準備が出来ていたら
あとはもう楽しい所だけなんですよね。
PCの前に座ると文章に没頭できちゃう。
淹れたての珈琲飲みながら書いたりして。
だから、私は毎日書けるんだと思います。

もちろん、これは私の楽しみ方。
他の人がやってもしっくりこないでしょう。

これは私の一意見ですけど
「書く気が起きない!」っていう人は
今は体と心が書きたくない状態だと思います。

もしくは、体は書きたいけど心が拒否してる。
逆もまた然り。

つまり、あまり良い状態ではないので
一度思い切って書くことから離れてみるのも手。
立ち止まって振り返ることでしか
見えないものはありますから。

一度手を停めてしまったら復帰がしんどい?

そうかもしれません。
でも、そうじゃないかもしれません。

「休んでるときの心境の変化を書いたら
めっちゃおもしろいの書けそうな気がする」
なーんて思えるかもしれません。


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