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学校以外の居場所。行った方がいいのか?行かなくてもいいのか?

不登校生活も落ち着いてくると、フリースクールなどの居場所と言われる場所に息子もそろそろ行ったほうが良いのではないか?と私は考えるようになりました。

家族以外の人とコミュニケーションとったほうがいいと思ったし、不登校でも学校を出席扱いにしてもらえる場所もあるようですし、勉強したり、遊んだり、いろいろな活動で自宅にいるよりも楽しく過ごせるのではないかと思ったからです。

⁡『行きたい』『行こうかな』などと意欲が少しでもある子ならばその子に合った居場所に行ったほうが良いと思います。

しかし、そう簡単に居場所に行けない子もいます。ウチの息子は1度も行きませんでした。

息子が居場所に行かなかった理由は
★行きたくない。(知らない人がいるから)⁡
★行けない。(家から出られなかったから)


行けないのだからしかたがない。無理矢理行かせるものでもない。じゃ、どうしようか……このまま自室に閉じこもったままでいいのか……そんなことを考える日々が続きました。

⁡そしてやっと私は考えがまとまり【自宅を息子の居場所にする】ことにしました。

☆心安らぐ場所。⁡
☆楽しい場所。⁡
☆だれからも強要されず、無理強いされず、指図されない場所。⁡
☆自分で考え、行動出来るようになる場所。⁡
☆何よりも居心地がいい場所。

私はこんな場所にしようと思ったのです。
そしてそのために私が始めたのは息子に声をかけることでした。


1番最初にかけた言葉は『一緒に庭に出てみない?気持ちいいよ。』でした。

息子は渋々縁側まででてきました。


春の風と、春の匂いを感じた息子は『気持ちいいね、春だね』と言ったのです。

それまで約半年部屋にこもりっきりだった息子が久しぶりに外の空気を吸いニコッとしたのです。その穏やかな顔がいまでも忘れられません。 ⁡

⁡ ⁡

⁡この出来事を境に私は息子によく声をかけるようになりました。


一緒に庭で体を動かさないか?


一緒に料理をしてみないか?


一緒に草取りしないか?


一緒に遊ばないか?



こうして最初は私から誘って一緒にいろいろな事やりました。

そのうち息子から誘ってくるようになりました。

私と一緒なら外出も出来るようになりました。

息子1人で出来ることをするようになりました。

息子から家事をするようになりました。

マンガ本をよんだり。

サブスクで映画みたり。

絵をかいたり。

もちろん今まで通りゲームやYouTubeなどの電子機器もやってました。

この頃から息子は不登校でも毎日がとても充実してるようにみえました。

こうして毎日充実し、安心できる居場所(自宅)にいた息子は自分で考え動き出すことが出来るようになりました。

そしてその自分で考え動けるようになったという自信が息子の心のエネルギーを大きくしていってくれたのでしょう。



まとめ

居場所という場に無理せずに行ける子であれば行ったほうが良いと私は思います。しかし、その居場所にさえ足を運ぶことができない子がいます。そんな子はどうしたらいいのでしょうか?


孤独にはさせたくないです。誰かが手を差し伸べサポートして欲しいと思います。それが家族だけの負担にならずに……どうにかならないものかと思っています。


しかし、子供は自宅から出られない、他人と会えない。だから家族しかサポートできない……難しいですね。


まだ外出が出来ない子なら、家族にばかり負担は増えますがまずは家族で出来ることからサポートしてみるのも一つの手だと私は思います。




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元不登校生の母(こころ)
不登校で悩む親の手助けをしたいと思い仕事、家事、育児の合間に記事を書いています。よろしければサポートお願いします。