現代秀歌のポスト(10月26日)
こんにちは。結局X(twitter)のDM機能を使わざるを得なくなってしまったので、いい写真をみつけてそこに歌を載せて、妻に毎日送っています。
以前ちょっとやっていた #現代秀歌 のハッシュタグ、加藤治郎さんが2018年につかっていたので、わたしもそれに合わせようと思いました。
近代から1970年代くらいまでの短歌は、#日本の美 80年代以降の口語短歌を #現代秀歌 としてポストしてますが、反応がありませんなあ。
どうすれば私のポスト、拡散するのでしょうか。もしかしてほんとに嫌われてんのかなあ…。
いままでのように「こころの声」ではないから、画像ソフト使って写真を作ったり、空白をどう入れるか考えたり、見やすいポストにするために必死です。しかし、バズるどころか3いいねとか。これは試練だと思うなり。
Xのアカウント、短歌ガチ勢のみんな、気づいてくれー。
気を取り直してまとめいきます。思いついた、思い浮かんだ順に歌集を探してページをめくったら 14首になっていました。あきらかにやりすぎです。
岡麓
ゆふがほのほのぼの白き花咲けりさびしき栄の見ゆるこの夜や(岡麓)
謎彦
ファイティング・ポーズでうなる俊成の「皇宮警察」みたいな官位(謎彦)
池田はるみ
エンジンのいかれたままをぶつとばす赤兄とポルシェのみ知る心(池田はるみ
「大兄のサァセカンドカーのボルトをサァゆるめておいた」と下司のささやき(池田はるみ)
横山未来子
花びらをくはへなほしては引き摺れる蟻あまたゐてしづかなる真昼(横山未来子)
薄様の端を互ひにもつやうにひびきたるもの昨日はありき(横山未来子)
山崎聡子
塩素剤くちに含んですぐに吐く。遊びなれてもすこし怖いね。(山崎聡子)
親であること泥のよう足首を掴んで熱いシャワーで洗う(山崎聡子)
蟻に水やさしくかけている秋の真顔がわたしに似ている子供(山崎聡子)
門脇篤史
おほいなるこゑの響きて祝日もねばりねばりと職場にゐたり(門脇篤史)
寺に建つ句碑の新し俳聖の駄句まで句碑とされたるあはれ(門脇篤史)
千種創一
古本屋という湿地に飛来して5分もせずに次の湿地へ(千種創一)
松村正直
「フリーター歓迎」という貼紙の貼られたままに朽ちていく店(松村正直)
万歳の声と言えどもしずかなり無投票での再選を終え(松村正直)
ふー。終わった。アララギの岡麓さん意外はみんな現代歌人。調子にのって画像まで作っていたら、Xで画像を作る技術がものすごいうまくなってしまいました。タグにアカウントを入れたり、代替テキストに著作権者を入れたり、とにかく完璧主義で「評つきの短歌引用」という「作品」にしようと魂こめました。
やっぱりもう27日くらいからの記事は「11月扱い」ということで、ふつうに記事を書いたほうが良さそうです。