見出し画像

子どもの学びを輝かせる! ワークシートを活用して自分から進んで取り組む子どもへ。

こんばんは。
今日は子どもの学びにワークシートを用いることで、頑張りを視覚化しやる気を引き出すことの有効性についてのお話。

子ども達は特に、頑張ることで得られる成果を次の頑張りにつなげる事に楽しさを感じます。

皆様が経験したことがあるかなと思うのがこちら。
小学校のマラソンの練習で走った分だけ色を塗る
縄跳びの練習でできた技に色を塗る
習い事に来ると毎回「頑張ったねシール」をもらう

いかがでしょうか。
こんな感じで幼い頃から私たちは小さな目標をクリアし、さらに目標を視覚化するということを自然に行ってきました。

今日は視覚化することでどんなメリットがあるのか。
ワークシートの活用方法などのお話です。




視覚化するということ

そもそも頑張りを視覚化するとはどういうことでしょう。

努力や進歩を視覚的な形で表現することを指します。
・進歩グラフ
・目標達成チャート
・ポイントカード
など、自分の取り組みや成果を目に見える形にすることで、モチベーションアップや理解を促進する手法です。

進歩や成果を目で見て確認することで、目標に向けた自己モチベーションが向上します。
また、何ができていないかの把握も目で見て理解することで改善点も特定しやすくなります。

最終的には目標達成までの筋道が明確になり、効果的なプランを立てることができるのです。



ワークシートを味方につける!学びへの意欲を引き出す方法

子ども×学び
という事には自然と遊びの要素が伴うことをご存知ですか?
遊びと学びを融合させることの有効性の記事も是非ご覧ください↓


スイスの心理学者 ジャン・ピアジェの発達論をもとにした子どもの遊びの段階を見ると、子どもの発達に沿って学び方を変えていくことで
子どもが遊ぶように楽しく、興味を持って学習に取り組むことを期待できるのです。

では、子どもが興味を持ち学びへの意欲を引き出すワークシートとは。


クリアしたことがすぐにわかる『努力の積み重ねシート』

これはポイントカードに近い要素があると思います。
できた項目にシールをはったり、スタンプを押す仕様です。

子どもはシールを貼るのも大好きですし、
コレクションのように集めるのも大好き。

この子ども心をぐっと掴めるのが努力の積み重ねシートです。

でもこれは『毎回シールをはれる』という認識にならないように気をつける必要があるかなと思います。

習い事のお教室で活用する場合、
初めから子ども達に頑張った分だけシールをはれるということをしっかり伝えます。


幼児への活用

例えばまだ年齢が幼い子どもの場合は目標が立てづらいところがありますよね。
このような場合は
・習い事の時間中しっかりと先生のお話を聞く
・おしゃべりをしない
などこのような目標で充分なのです。

レッスンの最後にレッスン時間の振り返りをしながら、
今日はみんな静かに頑張ったね や
今日は集中がなくなって、おしゃべりがたくさんだったからシールは無しだね など。
子ども達にシールあり・なしの理由を説明するのです。
私はこの、今日の状況を説明するということが意外にも重要だと思うのです。

いくら幼児であったとしても、きちんとお話ができる1人の人間です。
自分がした行動の何が良くて何がダメだったのか、きちんとお話すればきちんと理解してくれます。


小学生以上の子ども達への活用

少し大きくなり、ひらがな・漢字・カタカナ・アルファベット・数字などを理解し始めた子ども達には、項目別のシートが有効的と感じます。

例えば、
・スキップ
・片足ジャンプ
・ブリッジ
・逆立ち
などの項目を書き、練習した分や上達した分だけシールやスタンプなどのマークをつけていきます。

そうすることで、そもそもスキップってなに?と言っていた子ども達が動きと動きの名前を一致させたり、シールを貼るには練習が必要ですからもちろん通常よりも多い回数練習し、反復練習での技術向上に繋がるのです。

実際に小学生以上に幼児と同じポイント制度と、この目的を組み合わせたポイント制度、どちらも試したところ、
小学生の子ども達は、この目的別シートを用いたことでかなり技術の成長をしました。シートは子ども達に渡し、おうちでの練習も促します。
目に見える状態で、何を練習したら良いかをすぐにわかるので楽しく復習できるようです。



習い事教室のように、何か一つ教える目的がある場合
そのことを約1時間くらいの中でできるだけ多く教えたいわけですから、子どもとコミュニケーションをとって良いこと・ダメなことを説明するという作業をサボりがちになります。
(サボるというよりも手が回らない・そこまで到達しないことが多いですよね..)


ただこのシートを用いることで、
先生自身の目標立てにもなると思うのです。
私は実際、このワークシートを用いることで先生が目指していることを子ども達に共有し、先生と生徒が一緒に上達を目指すことが可能になります。


最後に

いかがでしたでしょうか。
このワークシートは、習い事教室の中でも体操やダンス・バレエ・ピアノなど覚えたりおうちでの復習が必要になるものにも有効ですが、
塾やサッカー・野球などのスポーツ、クラブ活動や部活動でもかなり有効的であると考えます。
次の習い事・活動時間までにおうちで数10分でも復習してもらえると、次の練習時間の充実度や進行時間がかなり変わってくると思うのです。
子ども達が興味を持って、遊び感覚で真剣に取り組んでくれるワークシートを用意したいと思う日々です。

皆様が気軽に取り入れられるワークシートをご用意できるように準備中です。
お楽しみに♪

いいなと思ったら応援しよう!