【経営哲学】変革せよ。変革を迫られる前に
ウェルチは「官僚主義がはびこる尊大なGE」を「21世紀を戦い抜けるスリムな大企業」に改革しました。
今回は、複数名の部下を持つ方、店長、複数店舗を管轄するマネージャーの方はとても学びになる内容だと思います。最後に私からのご提案も。。。
それでは始めましょう!
20世紀最高の経営者と呼ばれたジャック・ウェルチがゼネラルエレクトリックにて実践し大きな結果を生んだ経営哲学について、その一部をご紹介します。ジャックウェルチについては過去の記事をご覧下さい❕
① マネージャーは彼らの上に立たない。
会社で役職が変わった時に、その多くの人がぶち当たる壁。
「なぜ部下たちは俺の言う事を聞いてくれないんだ・・・」
トップダウンだけでは超えられない時代が来ています。
僕自身もそうでした。
こうすれば正しい、こうすれば生産性はあがる。のに。。。と。
壁にぶち当たった時、私たちはどう考え、どう動くべきなのか?
大切な考え方をウェルチは教えてくれます。
彼がCEOになる以前、GEの管理職の役目は部下の仕事を監視する事だった。
一目置かれる存在として部下の上に立つ。それが組織の風土だった。
皆様も、管理職は圧倒的な知識量と経験差で全てを管理し、部下の上に君臨する上司であるべき。と考えていませんか?
しかしウェルチはこう考えます。
1、マネージャーは彼らの上に立たない。
2、現場の第一線で働く人間こそが重要である。
3、経営陣は彼らに会社の命運を託している。
4、彼らを元気づけ、わくわくさせ、成長するように手助けする後方部隊である。
よくありますよね?
店舗や部下に対して、このやり方こそがベストである!と、正解である!と考えるマネージャーが『良かれ』と思い、あれこれ口を出して現場の仕事の邪魔をしてしまう事。
その結果、現場から反感を買い、協力し合うべき立場が対立する状況に陥り崩壊してしまう。この、『良かれ』が、問題なのですね。
何がダメだったのかが気付き難く、多くの管理職が悩むポイントなのですよね。
② 私はGEを経営しているのではない。リードしているのだ
ウェルチは繰り返し経営陣やマネージャーにこう伝え続けました。
●管理者ではなくリーダーになれ。経営陣の役割は、命令と支配ではない。
●出来るだけ権限を委譲し経営資源を提供せよ。
●あるべき方向に向かうように部下たちと対話し、ビジョンや情熱を伝えていこう。
●アイデアを出させて磨く。
つまり、
「リーダーは管理者ではなく、創造者であるべきだ」
そんな企業こそが本当に強いと言える。
③ 悩むと考えるは似て非なるもの
なるほど、世界有数の大企業であるGEを更に押し上げるウェルチの経営哲学は熱意が凄い。
でもこれってなかなか難しいですよね?
アイデアを募っても誰も手を上げない。
企業や部署、店舗、スタッフが一つのチームとして同じ方向を向き、効率よく稼働するにはどうすればいいのか?どうすれば従業員から意見やアイデアが湧き出てくるのか?
あります。
世界中の企業に属する人事部、人材開発部が使用し、効果的にアイデアや意見を抽出し、まとめる方法があるんです。
それは、自身のみならずチームのパフォーマンスを劇的に向上させ、アイデアを湧きあがらせ、整理する。さらに企画立案、組織マネジメントに使用でき、思考をカタチにする「フレームワーク」と呼ばれるものです。
私自身も実際に店舗スタッフ向け、管理者向けの研修にて使用し、非常に分かりやすかったのがこちらの「ビジネスフレームワーク図鑑」です。
サンプルや使用手順、思考を加速する方法などが簡潔に記載されています。
実際に資料としてPDFでダウンロード出来る優れもの。
「悩む」と「考える」は似ているようでまったく異なります。
悩んでいる状態では、想いはあるのにうまく進まず、モヤモヤした気持ちを抱える事でしょう。
暗中模索な状態を脱し、一歩踏み出す機会や場を作る為の一つの方法論として、フレームワークは心強い武器になると私は思います。
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