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単線型と複線型

おはようございます。“学びで人生を楽しく”と掲げて日々勉強を続けている小学校教員です。

ここ最近、「主体的な学び」に関する記事が多くなっているのですが、今日もその話です。

授業を検討する際、子どもたちが主体的に学べる学習活動になりそうかどうかは、とても大切な視点です。検討会においても外さないところかと思います。

しかし、どうも私が気になるのは単線型の授業が多いことです。単線型の授業がすべてダメと言いたいわけではありません。

単元のどこに位置付けるか、発達段階や子どもの実態はどうか等、さまざまなことを考えた上で単線型の授業を選択するのであれば大いに認めます。

でも実際は、単線型前提で検討が進んでいることがあまりに多いです。複線型が選択肢にすら挙げられません。そこに強い違和感を感じるのです。

これだけ「主体的・対話的で深い学び」「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」という方向性が示されていて、「自由進度学習」や「自己調整学習」の実践事例が出始めている中、果たしてこのままでいいのでしょうか。

まだまだ学校現場には浸透していない証拠です。もっと複線型の授業を、単線型と同格、もしくはそれ以上の扱いにしてもいいと私は感じています。

喫緊の課題であるはずのことを見過ごしています。ここを本気で考えない限り、負の再生産が行われるような気がしてなりません。

そんな思いで、これからも複線型の授業実践を発信していこうと思っています。子どもの姿、事実を見てきて、私は自信をもって推し進めます。

上位層の吹きこぼれ、下位層の落ちこぼれ、ここに向き合えるのは複線型です。上位層も下位層も学びを自分事としてとらえ、主体的に学べる授業へ。


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