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心が折れない教師の働き方

こんばんは。“学びで人生を楽しく”と掲げて日々勉強を続けている小学校教員です。このnoteでは、学校現場のことや日常生活のことまで、いま考えていることを綴っています。

さて、今日は「心が折れない教師の働き方」というテーマで書きたいと思います。学び場を共に企画している同僚との話で、働き方が話題にあがりました。

働き方改革が叫ばれて数年が経ち、学校現場でも早く退勤しようという雰囲気はできています。しかし、仕事量は減らず、どんどん新しいことが降りてくるのが現状です。

身体的な疲労に加え、子どもや保護者の対応に追われることで、精神的にもやられてしまう方が多いです。

このような状況で、心が折れないように働くためにはどうすればよいのでしょうか。私たちなりの答えは、「遊ぶように働く」です。

「遊ぶように」とは、決して手を抜いたりナメた態度で取り組んだりすることではありません。

教師の仕事は、学級経営にしろ、日々の授業にしろ、即時フィードバックが得られます。

うまくいったこと、うまくいかなかったことが、毎日子どもの事実から明らかになるからです。

ここに一喜一憂しないことです。いちいち感情を揺さぶられているとメンタルがもちません。

一種のゲームだと捉え、どうすれば攻略できるかと考えるようにするだけで、心持ちは変わります。これが「遊ぶように働く」の真意です。

そのために私がしていることは、「学級・授業記録」です。子どもの事実を書き出し、うまくいったこと、うまくいかなかったことの原因を分析し、次のアクションプランを抽出する。これをひたすら繰り返します。

モヤモヤして悩み続けるのは、言語化していないからです。言語化すれば今起きている事象を客観的に捉えることができます。そんなことで悩んでいたのかと気付きます。

また、子どもの事実を起点にして継続的に授業を改善することができるようになります。子ども不在の授業研究に陥りません。

言語化については、『メモの魔力』の「ファクト→抽象化→転用」のフレームワークや『0秒思考』のA4用紙メモ書きがおすすめです。


「遊ぶように働く」というマインドセットになれば、教師の仕事がどんどん楽しくなります。クリエイティブになります。教師の仕事は意外と自らの意志で創意工夫できることが多いのです。

試行錯誤を楽しめるのが教師の仕事の魅力でもあります。(もちろん試行錯誤が許されない事項はありますが)

当然、やらなければいけない校務もたくさんあります。ここは重要度を見極めながら、生産性を高めていくことが大切です。

時間をかける必要のないことに時間をかけないが鉄則です。時間をかける必要のあることに焦点化し、最大出力で向き合えるようにします。

こちらは、『エッセンシャル思考』という本がおすすめです。読んだことのない人はぜひお読みください。


最後にまとめです。身体的にも精神的にも疲れやすい教師の仕事において、心が折れないように「遊ぶように働く」ことを提案しました。

学校現場にいて感じるのは、「仕事の楽しさ」に気付いていない人がとても多いということです。せっかく自分で選んだ仕事なのだから、楽しむことができなければもったいないです。

教師という「仕事の楽しさ」に一人でも多くの方が気付けるように、私も発信を続けていきたいです。

いま現在、教員や教員志望の方を対象にした学び場『ATTiTUDE』の企画を練っているころです。そこでも、教師の「仕事の楽しさ」を分かち合えたら嬉しいです。

オンライン、オフライン問わず開催していく予定ですので、ご興味ある方はぜひ一緒に学びましょう。詳細が決まり次第、ご報告します。


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