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前に進むためのシンプルな答え

最近、体の調子が乱れており、病院通いの日々でした。

いま体の調子を大きく左右するという自律神経を整えるために、いくつかの習慣を取り入れています。

そのうちの一つが昨日から始めた1日1枚写真です。心にゆとりをもって過ごすための習慣です。ランニング中に季節を感じたり、景色を眺めたりとなかなか良い習慣担っています。

今日はこのお花を撮りました。普段だったら間違いなくスルーしていますね。これだけでも「あぁ心にゆとりをもてているな」と実感します。

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また、前までの自分は一生懸命に生きるあまり、何かを「きれいだな」と思う心を失っていたように思います。

さて、今日は「前に進むためのシンプルな答え」という題で書いていきます。

冒頭でも病院通いの日々だと書きましたが、ここ1ヶ月ほど原因不明の息苦しさを感じておりました。

夏休みで時間もたっぷりあることなので、珍しく病院へ行き、お医者さんに診てもらっていました。

いくつか検査したところ、体に異常はなく、いたって健康な体だったのです。

安心しつつも原因がわからずスッキリしない感じでした。昨日、念のため別の病院を受診したのですがそこでこう言われました。

「ストレスが原因でそのような症状になる人がたくさんいるよ」と。

まったくといっていいほどストレスを実感することのない私なのですが、環境の変化やコロナ蔓延の世の中に知らず知らずのうちに、ストレスを感じていたのかもしれません。

さらに「教員と聞いてまず、ストレスじゃないかと思ったよ」と言われました。たしかに、教員に限った話ではありませんが働いている以上、みんな何かしらのストレスを感じながら生きているのだなと。

漢方薬を処方してもらい、原因もはっきり(確実ではありませんが)したからか、今日はすごく調子がいいです。

この経験を通して、原因のわからないモヤモヤは、何かをやる上でものすごく邪魔になるということです。何をしていても、気になって前に進みません。

逆に、原因がわかった途端、目の前の道が開けた感覚がありました。つまり、原因が明らかになれば前に進めるということです。実にシンプルでした。

みなさんは今、原因がわからずモヤモヤしていることはありませんか。悩みも同じです。何かに書き出せばある程度原因は明らかになります。

書き出すことで悩みが解決していくと、本で知ってから私は書き出すようにしています。さすがに今回は悩みではなかったので書き出せませんでしたが…

原因がわからないからモヤモヤする。悩む。さらに落ち込む。もう負のループです。原因を明らかにして、悩みを明確にすると、きっと前に進めるのではないでしょうか。

私はそう思います。

また、これを学校現場にも転用できないかと考えてみました。

例えば、子どもたちは毎日学習に取り組んでいます。その中で、ある問題を間違えてしまったとします。その原因が明らかにならないまま、次の学習へ移るとどうでしょう。

間違えた原因がわからないままのモヤモヤ感。他のものもわからないんじゃないかなという不安感。果ては、「別にわからなくていいや」と投げ出すことで、なんとか自分を保つ。そんなことがイメージできます。

これを考えて、自分自身を見つめ直しました。反省しました。これまで自分は本当に子ども一人ひとりに寄り添っていただろうか。原因がわからないままでモヤモヤしていた子を見つけて一緒になって考えてあげられていただろうか。

しかし、どう考えても40人を1人の教員が授業で見取り、一緒に考えながらサポートしていくのは無理です。

だったら、どうするか?

まずは、原因を明らかにする方法を明示する。

その上で、子ども同士で「教え合える」「学び合える」環境をつくる。

さらには、「誰か一人の間違いの原因が、他の誰かの学びにつながる」という価値観を伝えることも大切だと思いました。

学校で学ぶ意味はきっとここにあります。

教員が一方的に教えるだけでは、かつての私のような原因不明による悩みで前に進めない子どもが増えるだけです。

みんなでどんどん原因を明らかにして、前に進んでいける学級にしていければいいなと思いました。

そして忘れてはいけないことは、何かにつまづいたときこそ、大きな成長や感動がその先に待っているということです。

悩んでいたって、落ち込んでいたって大丈夫。それが糧となって大きな成長や感動につながる日がきっときます。

2学期、子どもたちにこのメッセージを送りたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。本文の中で登場した本はリンクで貼っておきます。興味のある方はぜひ、読んでみてください。





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