緑酒、自由とは君といること
幸福の権化みたいな楽しい時間を過ごした。
私には君しかいないんだ!と、胸張って笑って言いたいような親友がいて、一緒にけらけら笑っていられる時間、それがそのまま私にとっての自由だと思っている。
隠すこともなく、騙ることもなく、微塵も嘘を纏わないで済むから私は君が好きだ。そして、君が私のことを好きなのもよく知っている。
「何にも縛られない」ということを"自由"と説明する人もいるようだけれど、全く制限を受けない生活など、どこを探してもない気がしている。だけれど、"そのまんまを許してくれる人がいる"ということには果てしない開放感を感じる。きみと私は、一緒にいたらどこにでもいけるよ。
いまでは互いが居て当たり前の存在だけれど、「どうして私たち仲良くなったんだろうね」という話をした。タイプの違う2人、少しでも違う環境であればこうはならなかったと、両方が思っている。理由なんてわからないけれど、結局は、出会っちゃった、ということ。私たちは幼いあの日に出会ってしまったし、仲良くなってしまったし、その後をずっと一緒に越えてきてしまった。それが私たちのぜんぶなのだ。ロマンチックなことを謳う性格ではないけれど、そういう人生だったのだと思っている。
よかったね、私たち。君と私がいて。
こういう夜に、いつだって支えられている。