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模試の活用法

模試の成績が悪くて、親に怒られちゃった…

なんて話はよく聞きます。
親御さんだけじゃなく、受験生本人も
結果を受け取ってまず確認するのが
「順位」や「偏差値」だと思いますが、
それで一喜一憂するのは
模試の本質をまだご存知ない。

模試を受けてまずすべきは、
「正答率」の確認です。

他の受験生が取れている問題を
しっかり取れたかどうか?

これを確認するのが大事。
例えば、

・第一問の簡単な計算問題を
 落としていないかどうか?

・あの問題難しかったけれど、
 他のみんなは取れたのだろうか?

などの確認です。

さらにここから深堀すると、

・この問題は飛ばすべきではなかったか?

という確認もできます。

模試を受験してよく「時間がなかった」
という意見がありますが、
大問4題中、第三問が難しくてすごく時間がかかった。
で、第四問に手をつけられなかった…という場合に、
実は見直してみると第四問は簡単だったりすることがあります。

つまり、飛ばすべき問題を飛ばせていなかった、
という結論になります。

この確認は非常に大事です。

入試問題は全問解くことが目的ではありません。
「とるべき問題をしっかりとる」
そのために
「やらない問題を明確にする」
という選球眼が大事で、
それを模試を活用して養っていくのです。

芳しくない結果の模試を見て、
悲しくなる、怒りたくなる気持ちもわかりますが、
まずは「分析すること」を忘れないでください。


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永井先生説明

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