こんにちは! つくだ@書籍編集×ライターです。
3月も押し迫ってきましたね。このnoteでは、心が楽になる記事、創作に役立つ記事などを中心に、お届けしています。
今日は、Xやnoteや書店、そして人からの紹介で知って、私が「読みたいな」と思った未読本を、自分用のメモとともにご紹介しています。
人文・社会科学、小説・エッセイ、文章術・ことば、ビジネス書、自然科学、芸術と、ジャンルわけしています。全文合わせると長いので、お好きなところからご覧ください。
週末の読書のご参考になれば幸いです。
人文・社会科学
ケアにまつわる話は興味があったものの、まだ読めていませんでした。そこに『世界は贈与でできている』の近内悠太さんがケアの本を出したと聞いて、読みたくなりました。ケアと贈与の関係も、この本を読んで考え直してみたいです。
ユングには秋山さと子先生と河合隼雄先生から入りました。なかでも河合隼雄先生の本はよく読みました。自分のルーツを振り返ってみるという意味でも、読んでみたいと思います。
世の中はいつも変化しています。そう考えてみると、当たり前なんて事柄はどこにもないんですね。内容案内でも紹介されているように、本書は「当たり前を疑う思考法」を古今東西の哲学の中から、抜き出したもの。新書で224ページに100の思考法と、かなりコンパクトに構成されています。同じようなジャンルでは山口周さんの『武器になる哲学』もおすすめです。
小説・エッセイ
「シリーズ・世界の文学をひらく」というシリーズの一冊です。2部構成になっていて、第Ⅰ部は、テーマや話題から日本文学を紹介、第Ⅱ部では日本文学史を彩る(作った)名作・作家たちと題して構成されています。面白いのはどちらも、現代から話を始めて過去へと話を進めていくこと。文学ガイド本はいろいろ出ていますが、切り口が面白いので読みたいと思っています。
東京の古びた団地を舞台にした成長譚「タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース」を読んで好きになった窪 美澄さんが、また心に染みいりそうな物語を書かれています。舞台はメンタルクリニックというだけで読みたくなりました。
男性のみが通える家事学校というのがいいですね。おそらくそれは単に家事を学びたいというだけの人ではなく、何らかの事情で例えば料理を自分でつくらざるを得なくなったような人たちの集まりではないでしょうか。「失った家庭」というものをしみじみと思い出したり、様々なドラマが見えてきます。「山の上の家事学校」というタイトルも好きです。
文章術・ことば
昔、コピーライターの卵だったころ、よく読んでは文章を書き写していたのが、この「コピー年鑑」と「秋山晶全仕事」です。24年版もあるのですが、現在古本でしか手に入らないようなので、刊行60周年特集号を選びました。「学ぶ年鑑」という企画テーマにも興味をそそられました。まさに「売るための文章」の年鑑ですから、有料記事に読者の方をお誘いする記事を書く参考になるかも知れません。
ビジネス書
著者は、偉人研究家の真山知幸さん。勉強法というと、脳科学に基づいたものや、すごい成績を収めた人の勉強法が定番です。もちろんそうした勉強法を身につけるのも大切ですが、勉強をして成果を上げるための内発的動機を高めるのには、勉強自体が楽しいものであることを知る必要があります。本書は勉強の楽しさを思い出させてくれそうな予感のする一冊です。
AI、バイオ、超高速輸送、クリーンエネルギー、様々な分野でイノベーションが騒がれています。しかし、過去にも同じように騒がれて失敗して、環境に大きなダメージを与えた例が、こんなにあったんですね。浮き足立たず「過去の失敗」から得た教訓を学ぶことの大事さを教えてくれそうな一冊です。
自分のキャリアは自分でつくる。そのために必要なことが一冊に収められたいわば「キャリアづくり大全」のような気がするので、ぜひ読んでみたいと思います。
自然科学
「センス・オブ・ワンダー」が未完とは、この本ではじめて知りました。その未完部分に「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」として、数学を中心に研究を行う独立研究者の森田真生さんが、新訳とともに取り組んでおられます。数学を研究されている方が、センス・オブ・ワンダーな世界をどう描いていくのか楽しみです。
方程式にしても、なぜそうなるのか。どう役立つのかを持って知ってみたいので、まずは基本からと思って選んでみました。
「人間は社会的動物である」ってアリストテレスは言ったけれど、動物自体もこんなに社会性を持った生き物なんですね。じゃあ、人間と動物の差ってなんだろうと思わず考えてしまいました。まさに動物や人間に対する固定概念を打ち破ってる本みたいなので、読んでみたいです。
芸術
眺めているだけで楽しそう! 作家さんやイラストレーターさんなど創作にまつわる方なら、きっと参考になる一冊です。
最後は、やっぱりこの本です。もしかすると完全版が、いま急ピッチで編集されているかもしれないけれど、愛蔵版でないこのタイプなら手に入りやすそうです。この本を読んで鳥山明さんが遺していってくれたものについて考えてみたいと思います。
今週は、14冊ご紹介しました。
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「超学びの記事ーっ⸜( ˶'ᵕ'˶)⸝」と評判です。
「つくだって、こんな人」というのをまとめています。
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その週に気になった未読本をご紹介しています。
現在連載を立て直し中です。申しわけありません・