㊼嫌われる勇気
言うことは皆同じ
ベストセラーになった「嫌われる勇気」を読んでいた。会話形式に書かれている。
読んでいて、
・承認欲求を捨てる
・怒りを手放す
・劣等コンプレックス
仏教哲学だと「三毒」
①怒り
②嫉妬、妬み
③名誉欲
この3つの煩悩を捨てよという。
アドラーも全く同じことを視点を変えて話している。
最後の他者はなく「共同体感覚」については、「般若心経」そのものだし「ワンネス」と同じ。
「嫌われる勇気」でおもしろいと感じたのは
「優越コンプレックス」
「劣等コンプレックス」は想像しやすい。
「優越コンプレックス」もコンプレックスの塊だという話。
たとえば、私に会うたびに
「主人は開成で東大。」と自慢する人がいた。
自分の努力ならまだ自慢してもいいけれど、頑張ったのは夫であってあなたじゃない。
夫の学歴を身に纏わないと自分に自信がない人。
これが「優越コンプレックス」。
いつ会っても、時が止まったかのように自分が一番成績が良かった、あるいは輝いていた時の話をする人。
これも「優越コンプレックス」。今の自分に自信がないから昔の優越をいつまでも身に纏っている人。
どこへ行っても「僕は現役です。」と国立大医学部に入ったことを豪語していた男性。これも「優越コンプレックス」。
本当に自分に自信があるならば、精神大人ならば、
いちいちそんなこと言わないから。幼稚な証拠。