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歯ミガキが間違いだった
いったい何が起こったのか
なぜかしら次々と歯の治療が続くのです。インプラント4本を入れ、クラウンとブリッジ(Crown and Bridge)もやり直しました。2020年から2022年、世間ではコロナ禍の時代です。歯科衛生士(Dental hygienist)は
「奥歯2本の後ろと前歯後ろの歯周ポケット (Periodontal pocket)は4ミリ以上あります。歯周病(Periodontal diseaseまたはGum disease)ですよ」
と言うのです。
治療費もさることながら、歯ミガキは過去20年間、一生懸命やってきた自信があったので、ショックでした。何が悪かったのかと思いました。数えると治療していない無傷の自分の歯は下4本、上3本しかないのです。
何が間違いだったのか
2000年から高価な米国製電動歯ブラシ器 (Electric toothbrush)を使い、昼食後と就寝前の1日2回丁寧に歯をミガキ、夜には米国製デンタルフロス(Dental floss)を歯間に通していました。さらに仕上げに米国ブランドの液体ハミガキL剤も使用していました。旅行へも電動歯ブラシ器とフロスは常にもっていって歯ミガキをしていました。歯ミガキ習慣には自信があったのです。
20年間も間違っていたこと
探せば情報源は多くある時代です。ネットやテレビで情報を集めました。私の間違いは歯ミガキ、つまり歯の表面を磨くことを重視してきたことです。だから歯の表面はきれいです。しかしそれだけでは歯周病は防げないのです。
歯の表面をミガクのでなく、歯間と歯グキと歯周ポケットと舌を含めた「口の中のケア」(Oral care)をするというのが正しい言葉なのです。歯ミガキという言葉で誤解していたのです。
さらにフロスは歯間に通しただけでは効果が少ないのです。歯周と歯グキの根元の前後左右にフロスを動かす必要があったのです。また液体ハミガキはマウスウオッシュ(洗口液:Mouthwash)と違うのです。口に含んで吐き出したあと、ブラシをかける必要があるのです。遅ればせながら1日に4回、朝起きてすぐ、朝食後、昼食後、夕食後に「口の中ケア」をすると決めました。
道具をそろえる
歯ブラシ2種、タフト型ブラシ(Tuft brush)、0.7-0.8 mmの歯間ブラシ(Interdental brush)、デンタルフロス、舌ブラシ、練り歯みがき剤(Toothpaste)と液体歯みがき剤を2種、さらに簡易の歯科用鏡を用意しました。
歯ブラシは、普通の4列のものと2列のものです。4列型は朝のケアで口の中全体のそうじするため、2列型ブラシは食後に歯間や歯周や歯の根元の歯グキをそうじするためです。とくに2列型は歯間によく入り、歯グキに爽快感があるのです。
インプラントとブリッジにはタフトブラシを用意しました。タフト(Tuft)は毛の一房という意味です。タフトブラシは有名メーカーの高価なものを使用していましたが、最近100円均一店でも見つけました。比較して問題がなければ100円均一のものにするつもりです。100円均一のメーカーは庶民の味方です。
歯間ブラシでは最細のものは腰が弱くてすぐ曲がりました。3番目に細いブラシは、入らない歯間があったので諦めました。そして2番目に細い0.7-0.8 mmを選択しました。
デンタルフロスは米国製で44 mのものを20年以上使用してきましたが、最近100円均一で50 mのものを見つけました。1日1 m使用して50日も使えます。米国製は使用感もいいのですが高価です。コストパフォーマンス(Good value for money or Cost effectiveness)から100円均一のものにするつもりです。
練り歯みがき剤は最初の軽いブラッシングに使用し、液体歯みがき剤は最後のブラッシングに使用します。液体歯みがき剤1Lは、1日3回20 ml/回ですので、1日60 mlを約17日で使い切ります。液体歯みがき剤の利点は、歯間や歯周などに成分が行き届いているような気がする、研磨剤や発泡剤もないことです。またフッ素(Fluorine)は入ってません。インプラント基材のチタン(Titanium)はフッ素に弱いと聞きました。
歯科用鏡で歯グキや歯の根元と歯の裏を見ると、歯肉の痩せ具合や治療の跡や歯の隅の着色の汚れで痛々しい。今までの不衛生が歯に申し訳ないと思います。
1日4回の口の中ケア手順
朝起きてすぐのケアは、口の中の細菌数を減らすため、練歯みがき剤を付けて、軽く4列の歯ブラシをかけます。舌にもブラシをかけます。洗面所の鏡の前で、ブラシを持つ手と反対側の手の子指で、口と唇を引っ張りあげると、歯グキと歯の根元と歯の裏がよく見えます。
食事後3回は丁寧な手順を用意しました。
1)練歯みがき剤を付けて4列歯ブラシで歯周の歯グキと歯間と歯の表面に軽くブラシをかけます。まず食物カスを取り除く
2)歯間ブラシで前からと後ろから歯間とくに歯の根元にブラシをかける、歯間だけでなく歯グキの歯周部を清潔にすることを意識してブラシをかける
3)デンタルフロスを歯間に入れる、そして歯周から歯グキ根元までフロスを入れ前後に動かす、その後水ですすぐ
4)液体歯磨き剤で口の中の右左上下部とわけて30秒以上すすぐ
5)2列歯ブラシを歯グキに対して、まず優しく45度の角度でブラシをかける、歯グキ根元の食物カス除去には45度の角度が有効です。米国のサイトで知りました(後述)。そのあと歯間にも2列歯ブラシをかける
6)次にタフトブラシでインプラントやブリッジの周囲と歯グキ周囲にブラシをかける
7)水ですすいで終わり
平和な日々だが
この手順だと20分はかかります。やりだして2年、私の通う歯科医院の歯科衛生士からはいつも褒められています。ほめて伸ばす衛生指導のせいか、彼女はいつも楽天的です。月1回で行っていた歯科チェックも2か月に1回になりました。
でも知っているのです。無症状で自覚なく進むのが歯周病なのです。口の中は常に油断大敵なのです。1日3回の食事ごとに口の中は汚れるのです。おいしいものは胃に入れば栄養になるのですが、歯に挟まると食物カス(Food debris)になり、細菌増殖の巣になるのです。まず歯・歯周・舌を含めた口腔のそうじが大切ということがわかりました。歯周病に特効薬(Silver bullet, Panacea, Elixir, or Cure-all)はないのです。痛くなった時にはもう手遅れなのです。
口の中ケアでダイエット
口の中のケアを丁寧にすると間食への欲求がほぼなくなりました。一度ケアをすると、もう一度するのは大変だからです。食間に空腹を感じたら水を飲むようになりました。体重も1キロほど痩せて、コントロールできています。期せずしてダイエットになりました。またお茶やコーヒーより水を飲むようになりました。歯に着色するのが嫌だからです。いいこともあるものです。
以下の記事も「英語を探せ#37-米国流歯ブラシ使い-2分間歯とガムラインに優しくブラシをかける」参考に。https://note.com/clever_crocus864/n/naad69807358d