続青臭い女と擦れた男の話 15
前の話
長い話が辿り着いた先は安堵か苦行か!儚い命と向き合うNo3いつまで経っても慣れない仕事
美羽は、職場にはなれたけれど、新しい仕事を次々に覚えていかなければ周囲に迷惑が掛かるので必死だった。
職場の先輩は、皆優しいのだけれどそれぞれの仕事に忙殺されて、美羽の事を一々構っていられない。
てきぱきと仕事をこなす先輩に比べて、自分の不器用さと無知に何度も涙がこぼれそうになった。美羽の配属された部署では大量に個人情報も扱うので、正確かつ緻密にそしてそれにも増して安全に対処