必修ビジネススキル⑦:戦略立案
*今回の記事は1400字程度です。
こんにちは、にゃごんです。
今日は、全ビジネスマンが必修である50のスキルのうち、
「戦略立案」について紹介していきたいと思います。
戦略立案の全体像について書きますので、是非最後まで読んでいってください!
この記事はシリーズ物になっているので、ぜひ過去の記事もご覧ください。
また、この記事は堀公俊さんのビジネススキル図鑑をもとに書いています。
基本の考え方
戦略立案とは、
「どこ(何)で戦うかを決めること」
といえるでしょう。
企業では、掲げたビジョンを実現するために様々な戦略を立案して、個別の戦術や計画へと展開していきます。
その際には、何を取り何を捨てるかをはっきりさせる「選択と集中」が重要になってきます。
戦略立案の流れ
ここからは戦略立案の流れについて解説します。
外部分析
ビジネスの環境では、ライバルの動きを知ること、つまり「外部分析」が戦略立案の第一歩となります。
PESTというフレームワークでは、
政治的(Politics)
経済的(Economics)
社会的(Society)
技術的(Technology)
の4つの視点から外部環境を分析します。
PEST分析は、自社の事業や組織に影響を与える「マクロ的な環境要因」を考えるフレームワークであり、変化を予測し、事業の未来シナリオを設計します。チームで取り組む際には、多面的かつ正確な情報を収集できるよう、メンバーの巻き込み方うあ、調査方法を検討することが重要になります。
5Fというフレームワークでは、
新規参入者の脅威
代替品の脅威
仕入れ先の交渉力
買い手の交渉力
同業他社の競合
という5つの観点から、業界の構造や市場の魅力度を分析します。
これらの5つの要因が多かったり、強かったりする状態であればあるほど、その業界の競争は激しく、収益化のハードルが高いことを意味します。
これらのフレームワークを利用して外部の要因を分析します。
内部分析
外部分析で勝機を見いだせたとしても、戦うだけの資源とそれを活用する力がないと競争には勝てないため、保有する資源を客観的に分析する「内部分析」が必要です。
VRIOというフレームワークでは、
企業が持つ経営資源とその活用能力を
経済価値(Value)
希少性(Rarity)
模倣困難性(Inimitability)
組織(Organization)
の4つの視点で分析を行います。
経営資源には、自社の持っている技術や開発力、営業力、人材、ブランド、組織風土などが挙げられます。
7Sというフレームワークでは、
戦略(Strategy)
組織構造(Structure)
システム(System)
価値観(Shared Value)
能力(Skill)
人材(Staff)
文化(Style)
という観点で検討します。
多面的な角度からの強みと弱みの分析は、どこを競争優位性として伸ばしていくかを考えるのに欠かせない作業です。
戦略ポジショニング
外部環境と内部環境の分析をすることができたら、両者を付き合わせて「戦略ポジション」を決める必要があります。
業界のリーダーを目指す場合は、「コストリーダーシップ戦略」を、ユニークな存在を目指すのであれば「差別化戦略」を取るのが定石となっています。
大切なのは、勝ち筋に資源を収集投下して、他は潔く切り捨てることです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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それでは、ありがとうございました!
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