【本の感想】『神モチベーション』
『神モチベーション』という本を読みました。
自己啓発本は、目次をみて興味を惹かれた章だけ読んだり、「本当にそうだろうか?」と疑いながら読むのが個人的な楽しみです。
嫌な読者だと思いますが、変に傾倒しすぎず、人それぞれのやり方の良いところ取りをするには良い作戦だと自負しています。
そんな私が『神モチベーション』から学んだことは2つあります。
1、自分は「アクションモチベーション」タイプであること。
行動することによって、脳のやる気物質を出す部分が刺激され、結果的にやる気がでます。普段の仕事でも「やりたくないけどやるしかねぇ」と思ってやり始めると、いつの間にか無心で集中していたりするので腑に落ちました。
2、この本においては、「ギャップモチベーション」こそ推奨されているということ。
ギャップモチベーションとは、脳のギャップを感じると自動的に埋めようとする機能を利用したやる気の出し方です。やる気を出すより、ギャップを作り出すことに主軸をおいています。
例が微妙なのかもしれませんが、普通に歩いて行ったら遅れそうな集会に間に合わせるため、走ったりタクシーに乗ったりするでしょ?夏休みの最後の1週間で宿題を終えようとするとやる気うんぬんではなくものすごい力を発揮するでしょ?という話です。
全体を通した感想としては、なんとなくわかるような、わからないような話でした。それは私が一流じゃないからピンとこないのかもしれないですし、モチベーションのタイプがかけ離れているからピンとこないのかもしれません。
この本を読む前に、「童話マトリックス」という習慣化に関する講義を受けたことがあるのですが、その方がしっくりきました。https://www.syuukanka.com/analysis/
おそらく「童話マトリックス」では四象限にタイプ分けした上で、良い悪いではなく特徴やそれに合わせた習慣化(モチベーション維持方法)を教えてくれていました。
『神モチベーション』では「ギャップモチベーション」タイプの優位性を主張したいために、他のタイプとの序列を構図としているため、納得感が薄かったのだと思います。
とはいえ、「なるほど」「確かにそうだな」と思う箇所も多々あったので、モチベーション維持に苦労した経験がある全ての人に新たな気づきを与えてくれるでしょう。