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碧玉(へきぎょく)
最近、政治や選挙がらみのマスメディアやSNSでの、論争が激しくなっている。何が正しいか、誰が本当のことを言っているのか分からなくなっている。
仮想敵を作って、正義を語り、相手を激しく攻撃する。その相手が亡くなった人であっても容赦しない。人が犯した過失を暴くのは、法に触れる場合は、正しいと思うが、やり方がとても非道で、見苦しい。
私たちの先人はこのような争いがあった時、どうしていたのだろうと歴史を振り返ってみた。
すると、明治時代初期、旧幕府軍と新政府軍が激しく戦った戊辰(ぼしん)戦争の後に、函館(戦争)で戦い、敗れた旧幕府軍の戦士たちを、丁寧に埋葬して、供養塔を建てた任侠の人がいたことを知った。(明治政府は旧幕府軍の戦死者を弔うことを、法で固く禁じていた)
その男の名前は、柳川熊吉と言った。熊吉は当時北海道で、五稜郭の人材派遣の仕事を請け負っていた。たくさんの子分を従えていた。
熊吉は、仕事で赴いた函館で、あまりも多くの幕府軍の戦死者の遺体が野ざらしになっていることに、怒りと悲しみを覚え、新政府軍に捕えられて、処罰される危険を冒してでも
旧幕府軍の遺体を、回収し、地元の僧侶に頼み、手厚く葬った。
その供養塔が、碧血碑(へきけつひ)だ。
⬇️詳しくはこちらのSpotifyでお聞きください🎧
<碧血碑>
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http://www.sentoku.net/app-def/S-102/otera/2021/11/02/浅葱斑/
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世情 中島みゆき
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世情 中島みゆき