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「スポーツ実況という創作」名言集


実況のプロとは、こんなに的確かつラグなくレスポンスするものなのか。

普段スポーツ実況と言えば、F1くらいしか観ない私には、3人の会話が、心地良い音楽のようにしなやかに聞こえた。

絶え間なくあらゆる方向に目を配り、言葉を伝え続けるにはどうするのか。
それが知りたかったが、のめり込む会話の面白さ。
ここは簡潔に、パンチラインを名言としてまとめてみた。

○お二人共に

・実況として、時計がないと不安。
・実況とは「ガイド」のようなもの。
・キャッチーさが必要。音楽に通じる。


○倉敷保雄さん

・ミスリードするガイドにならない。
・音感を大切に。
・一つ先を予想するから、遅れない。
・網膜に全てうつす。
・ミスを批評しても人を傷つけない。
・書いたものを声に出して読む。
 録音して聞いてみると気付きがある。
 直してできたものを捨てて、
 尚自分に残ったものを書く。


○下田恒幸さん

・呼応する。
・文章のリズムを大切に。
・見出しになるプレーを
 ピックアップしたい。
・エンターテイナーの要素は
 持っていたい。
・アナウンサーはアスリート。
・明るくて高い音が大切。


            +

【写真、マイクラの映像を見て解説するワークショップにて】

○倉敷保雄さん

・何を話したい?あなたはどの立場の人?
・始めは大雑把にいき、
 段々五感に訴える。
・NHKと民放の台風情報の違いが面白い。


○下田恒幸さん

・何に興味を持ってフォーカスするか。
・見たものをすぐに実況するために
 事前準備は徹底してやる。
・知らないと言いたくない。
 実況者は基本知ったかぶりなんで。


これだけの名言をよどみなく、しかもお二人が互いに顔を合わせながら、お一人が喋りすぎない。
その見事な会話バランスにも、プロ意識がみえた。
倉敷さんの下田さんに対するリスペクト、また下田さんも然り。
お互いの努力と長所、実況者としての現場の状態をわかりやすく言語化して、伝えてくれた。
引き出しの多さと、観察眼の確かさ。
それは、創作することにもつながる。
聞かなければ知らなかった、膨大な努力。
簡単に創作できたら、それで終わらせがちな私自身を大いに奮い立たせてくれた。


〜〜〜〜
全く関係ないが、トップ画のマイクラは、noteのマイクラの街に参加できなかった子供が、出来上がった街を見て、いつの間にか作ったもの。
私は全く操作できないのだが、デジタルネイティブな時代の子供は、来年やりたいと息巻いている。

どでかいnoteに、花火を打ち上げて、フィナーレ感。

noteフェスは、祭りの余韻を残して、終わった。

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