見出し画像

2024/9/7(土) なんだか名著に出会えたかも

 今日は昼の12字過ぎに起きた。なんだか嫌な夢を見ていたようで、寝起きも悪かった。もう辞めたギャンブルに関する夢だった。起きてからの1時間くらい駅前のパチンコに行きたくてしょうがなく、その欲望を頭の中から消すのに疲れてしまった。こんな日だもんだから何かを書く気にもなれず、ぐうたらとまたしても居眠りをしたりベッドでスマホを見たりして過ごした。起きてすぐペヤングの超特盛を食べて、18時頃にはウーバーで頼んだすき家の牛丼を食べた。大しておいしくもない。

 あっという間に夜になりメンタルネタを扱うまとめサイトを見ていたら、絲山秋子さんの『イッツ・オンリー・トーク』という小説が、うつ病か双極性障害の描写が良いとおすすめされていたのでさっそくAmazonで買った。絲山秋子さん自身も双極性障害だし、この小説は文学界新人賞受賞作だから私の創作にも役に立つかなと思い購入に至ったわけである。それから双極性障害についてもう少し調べていたら、坂口恭平さんの『躁鬱大学』と言う本を見つけた。なぜこれを見つけたのかはあまり記憶にないが、するするとリンクを伝ってこの本の購入ページまで辿り着きこれもKindleでポチった。坂口さんのことは、自身も双極性障害で、自分の携帯電話番号を晒していのちの電話的なことをやっているなんでも屋さん的な認識だったのだが、さっそく『躁鬱大学』を読んでみたらこれが聖書のように自分のことを言い当ててくるもんだからなんだか圧倒されて第5章までしか読んでないのにも関わらず、この本との巡り合わせを神に感謝した。この本は最初に精神科医の神田橋條治先生が言った言葉をまとめた「神田橋語録」をプリントアウトして横に置けと指示してくるのだが、この語録のひとつひとつが実に優しい。早く寝なさい、朝は散歩を、生活リズムを整えて、きちんとした服薬を、強い刺激のあることは控えてと壊れた蓄音機のようにそれしか言わない精神科医のなんと多いことか。それとは全く違った言葉の一つ一つに目が覚める思いだった。なんだかいい本に出会えた日だった。『躁鬱大学』は明日以降読破に向けて邁進するつもりだ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?