「1番近いイタリアVol.5」刊行!ロンバルディア州×深谷ねぎ
「1番近いイタリア」第5号、刊行しました!
イタリア好きが高じて自費制作自費刊行する雑誌「1番近いイタリア」ですが、丸々1周しまして、ついに2周めに入りました。
もっと色んな方々に届けたく、電子版も作ったので、良かったらぜひご購読お願いします><
今号は「深谷ねぎ×ロンバルディアの食卓」
巻頭エッセイ「ミラノの霧、旅立ちの雨」は、私がはじめてイタリアに足を踏み入れたトランジットの24時間が舞台、私とイタリアを結ぶ原点を綴っています。
今回のテーマ食材は「深谷ねぎ」
今、話題の渋沢栄一の生誕の土地、深谷のユニークな生産者さんを3人取材しています。
2人のねぎ農家、昭代澁澤さんと馬場三恵さん。
カラーの異なるキタとミナミ、2人のねぎ人のストーリーを綴っています。
伝説の「深谷もやし」の飯塚雅俊さん。
彼とは対談「グローバリゼーションと原点回帰」を組んでいます。
彼自身が荒波を渡ってきたもやし経営の浮き沈みと、私がイタリアで感じる経済合理性を越えた豊かさをかけ合わせたクロストークです。
案内してくれた、野菜ソムリエで1級建築士でもある牧野悦子さんには大感謝です。繋いでくれた我が母上にも深謝。
「マンマのレシピ集」では、そんなねぎを使ったシンプルなイタリアの家庭料理を全8レシピ載せています。
感性で作る雑誌、こんなパッション先行な作品ですが、皆様、宜しければこどうか応援頂けたら嬉しいです!
ご購入はこちら:
https://piuvicinoaitalia.stores.jp/items/602a6af26728be125847cb3a
※食材付きの方は、本誌の馬場さんからネギ4kg届きます
※バックナンバーも限定でお出ししています
〜編集後記より(抜粋)〜
私は全力投球が好きだ。力の限り頑張ったからこそ見える世界があるからだ。力むほどストライクが入らなかったり、力を込めて投げるからヒットを打たれるのが悔しかったりする。時には打線が振るわずに歯がゆい思いもする。それでも、振りかぶって投球を続けることで一回り大きくなる。そして、試合後の乾杯は最高に美味しい。来年はもっと良いピッチャーになれる。
この雑誌の編集を通して、食という切り口から生産の場に少しばかり踏み入ることで、彼ら・彼女らの全力投球の場面を垣間見てきたように思う。毎日を全力で向き合ってきたことが、今、目の前の収穫となっている。どれも途中で投げだしたら、手を抜いたら得られなかったこと、愚直な積み重ねを続けたから得られたことだ。
それは、この雑誌を作る私にもそっくりそのまま言えることでもある。チャレンジは常に背伸びだ。背伸びは痛みも伴う。最初からベストフォームが見つかるわけでもない。でも一年間で四号、合計たったの八十ページだけれども、四冊手に取ると、手のひらに重みがかかる。純粋に楽しかった。次の全力投球の1周も、どうか皆様と楽しめますように。