イタリア庶民料理の研究〜歴史上’声なき’人々の料理を紡ぎたい〜マンスリーレポートVol.10(2023年10月)
皆様、チャオです!
ボローニャ大学で、イタリア料理の文化人類学を研究しております、中小路葵です。
研究を応援して下さる皆様に向け、活動報告としてマンスリーレポートをお届けします。
ボローニャ大学、博士課程へ
まずは、皆様にご報告があります。
ボローニャ大学の博士課程への進学が決まりました!
イタリアの博士課程は入るのが本当に難しくて、ここまで長かったのですが、最終合格をもらった瞬間、「道は拓けるのだなぁ」と少し涙。
博士課程でもマンマの家庭料理を深めていきます。
宜しくお願い致します!
プログラム名は「Cultural Heritage in the Digital Ecosystem」
戦後イタリア料理の文化遺産を、オーラル・ヒストリーのアプローチで、デジタル領域と掛け合わせて研究します。
ここまで来たら「プロ学生」目指して、突き抜けられるように頑張りたいと思います!
研究の進捗
先日、11月1日からのプログラムスタートに向け、指導教官のアサインと博士プログラムのオリエンテーションがありました。
指導教官は、Davide Domenici教授に決定!
私が修士課程の時からお世話になっていた教授です。
さて「戦後ボローニャ料理の文化遺産」を対象にしつつ、まずは、文化人類学・歴史学・デジタル学について勉強が必要。
オーラル・ヒストリーとデジタル・ヒューマニティの融合分野について、BoydとLarsonというオーラルヒストリーの2人の著名研究者が編纂する本を読んで勉強しています。
知見はまた研究会でもシェアさせて頂きたいと思います。
研究のサポート
研究のサポートメンバーを募集しています!
人文社会学の博士課程は、奨学金や有給ポストも少なく、厳しい面も多いですが、社会を、皆様の生を豊かにする学問です。
研究の知見は皆様に共有していきます。
詳細・応援頂ける方、こちらよりどうぞ宜しくお願い致します!
ここから先は
ボローニャ大学修士、料理史学徒の研究ノート
ボローニャ大学修士、歴史文化学「Global Cultures: Food History」専攻の学生が、研究内容を共有するマガジン ・…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?