イタリア庶民料理の研究〜歴史上’声なき’人々の料理を紡ぎたい〜マンスリーレポートVol.20(2024年8月)
皆様、チャオです!
ボローニャ大学博士課程で、イタリア料理の文化人類学を研究しております、中小路葵です。
研究を応援して下さる皆様に向け、活動報告としてマンスリーレポートをお届けします。
研究の進捗
8月は夏休み、といいつつ、そうは言っていられないくらいやることも多く、帰国までの3週間は研究を頑張って進めていました。
また、論文研究、インタビュー5件に加え、9月と10月に控える学会発表に向けてもっぱら準備を進めています。
読み進めている論文の要約は、こちらのマガジンにまとめています。
9月はUNISGらが主催するInternational Gastronomic Sciences and Studies学会、10月はポルトガルでのFood Studies学会で発表します!頑張ります!
また、もう一度研究の問いを問い直して、章立てを考えています。
料理におけるデジタル、という側面では、
・デジタル時代に人は、なぜ、何を、どのように料理するのか
・デジタルは人々の料理をどのように豊かにできるのか
という問いに対し、デジタル・エスノグラフィというメソドロジーでアプローチします。
また、デジタル時代における料理、という側面では、
・ボローニャの家庭料理において、どのように「伝統」を「革新」させているのか?
・ボローニャの家庭料理において、「伝統」と「革新」はどのように共存しているのか?
という問いをたて、インタビューからわかったことをまとめています。
Reading listに本や論文が溜まってきているので、とりあえずしっかりと先行研究を勉強しながら、自分の研究のテーマに活かしたいと思います。
というわけで、2024年9月、以下やりたいこと。
・学会発表の成功
・インタビュー:目標5件+質問し直し
・関連の研究を勉強:Reading list読み進める
・章立て
知見はまた研究会でもシェアさせて頂きたいと思います。
研究のサポート
研究のサポートメンバーを募集しています!
人文社会学の博士課程は、奨学金や有給ポストも少なく、厳しい面も多いですが、社会を、皆様の生を豊かにする学問です。
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詳細・応援頂ける方、こちらよりどうぞ宜しくお願い致します!
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ボローニャ大学博士「食の文化人類学×デジタル」研究
ボローニャ大学歴史文化学部博士課程「Cultural Heritage in Digital Ecosystem」の学生が、研究内容を共有…
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